『台湾を活用した中国進出という視点』第六回 インスクエア ビジネスニュース Vol.70
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■━━━━━━━━━━━━━━━━━━━[vol.70] 2012/08/02 ━━━━■
‥‥◇◆ 目次 ◆◇‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥
01:本日のコラム…『台湾を活用した中国進出という視点』第六回
/ 進藤 晶泰 (香港貿易発展局)
02:イベントのお知らせ
03:その他のお知らせ
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01 ┃ 本日のコラム -『台湾を活用した中国進出という視点』第六回
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┃ /進藤 晶泰 (香港貿易発展局)
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皆さんこんにちは、香港貿易発展局の進藤です。
去る7月27日弊局が主催する食の展示会「香港フード・エキスポ」の記者発表
会を行い、その模様がTV東京系「ワールド・ビジネス・サテライト」のトッ
プニュースで報じられました。“日本の優れた食品を香港経由でアジア・チャ
イナへ!“各地方の奮闘ぶりも参考になると思います。
http://www.tv-tokyo.co.jp/mv/wbs/newsl/post_24500/
れではコラムに入ります。今回は台湾による中国投資の変遷をたどっていきま
す。
1978年末中国の改革開放により中国政府が台湾側に交流を呼びかけるように
なってから、30年余が経過しました。この間、中国の改革開放政策による外資
導入を梃子にした経済の高成長、台湾のマクロ経済情勢や総統公選制の導入、
国民党から民進党への政権交代等様々な変化が複雑に交錯する中、中国と台湾
の経済交流は拡大の一途を辿っています。
台湾の対中貿易は、この20年間輸出を中心に急拡大しています。台湾の対中輸
出額は1987年当時12億2650万米ドルでしたが、2008年には739億7780万米
ドルと60倍の成長を遂げました。その結果、台湾の輸出総額に占める対中輸出
額のシェアは2009年1~6月時点でほぼ30%にまで上昇し、いまや台湾にとっ
て中国は最大の輸出相手先となっています。“対中貿易を語らずして台湾経済
を語ることはできない”というのが実情です。
台湾企業の対中投資は、香港やタックスヘイブン等第三国・地域に設立された
現地法人経由で行われていることが多いという傾向があります。その背景は以
前台湾当局の規制により、直接中国に投資するのではなく第三国・地域に設立
した現地法人経由で行う事が義務付けられていたことや税制面でのメリット追
求等の理由が考えられ、その実態を統計上正確に把握することは困難です。し
かし台湾企業が対中投資の規模を拡大させてきたことは間違いありません。
台湾企業の対中投資の本格化は、80年代後半からです。プラザ合意を背景とし
た急激な台湾ドル高、賃金高騰などに直面していた台湾企業は、新たな輸出加
工基地を求めていました。1987年7月に38年間も続いてきた戒厳令を解除し
た台湾当局は、同年11月以来、台湾住民の大陸への親族訪問を解禁し、90年
代に入ると台湾海峡両岸の緊張関係が大幅に緩和、台湾当局の規制にもかかわ
らず、対中投資が促進されるようになっていきました。
その後も、中国の安価な労働力の活用と急拡大する中国市場の開拓を狙い、台
湾企業の対中投資は拡大を続け、台湾当局もそれを追認するかのように規制緩
和を進めました。その結果、08年末で、台湾の対外直接投資認可額のうち、対
中投資は68.7%を占め、すでに中国は台湾企業の最大の投資先となっています。
このような環境背景のもと、2000年以降増えだしたのが日本企業による「台湾
を活用した対中投資」です。
明日から台湾人の家内を連れて北海道に参ります。映画のロケ等を通じ香港・
台湾等南方の華人にとって北海道は食と観光のいわば“聖地”。生まれて初め
て上陸する彼女は既に興奮状態、北海道の何が彼らを惹きつけるのか、じっく
り観察してみようと思います。
進藤でした。
・前回までの進藤さんの内容はまとめて読むことが出来ます。(編集長)
http://melmaga.in-sq.net/category/shindou
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▼プロフィール:インスクエア メルマガサポーター氏名:進藤 晶泰(しん
どう あきやす)所属:香港貿易発展局東京事務所<経歴>1964年生、東京都
出身。88年早大法卒、三井銀行入行、台湾師範大学での語学研修を経て、アジ
ア通貨危機時に広州支店の閉鎖、香港支店で中国初の破綻案件で債権者主席委
員などに従事。アコムに転じて台湾大手銀行との業務提携、北京大学アコム金
融情報研究所の立ち上げ等を行い、2007年9月より現職。中国・香港・台湾と
中華圏全般に渡る豊富なビジネス経験と幅広い人脈が強み。2010年早大商学研
究科(MBA)修了。
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02 ┃ イベントのお知らせ
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┃第3回ハラル活用セミナー 『認証取得編』
┃~巨大なイスラム市場の攻略法~
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今回もマレーシアハラル認証機関日本窓口を務めるアクマル社長に講演をして
いただきます。
『第3回 ハラル活用セミナー(認証取得編)』
~巨大なイスラム市場の攻略法~
講師:アクマル アブ ハッサン (AKMAL ABU HASSAN)
マレーシア ハラル コーポレーション㈱代表取締役
http://www.mhalalc.jp/company.html
日時:2012年8月6日(月) 19時~20時30分(開場18:30)
料金:お一人様3000円(税込み)(領収書をご用意いたします)
定員:50名 (満席になり次第受付終了)
場所:アットビジネスセンター池袋駅前
地図:http://abc-kaigishitsu.com/ikebukuro/access.html
セミナー詳しい内容はこちらhttp://in-sq.com/halal3.pdf
申込方法 : インターネット申込 ⇒ http://in-sq.com/other/schedule.html
【講演者の略歴】
1990年3月マレーシアマラヤ大学卒業
1995年3月群馬大学工学部卒業
1995年4月東京三菱銀行入行
1998年1月マレーシア国際貿易産業省 (MITI)、入省
2005年7月マレーシア貿易開発公社(MATRADE)大阪 事務所 所長補佐就任
2007年9月ジョムマレーシアジャパン株式会社 代表取締役社長就任
2010年9月マレーシア ハラル コーポレーション株式会社 代表取締役 就任
マレーシアハラル認証機関日本窓口、日本では唯一のイスラム人が経営する
ハラルコンサルティング会社として、日本初ハラル和牛の開発も行う。
ハラルの第一人者。
★セミナーの詳しい内容はこちら★ http://in-sq.com/halal3.pdf
申込方法 : インターネット申込 ⇒ http://in-sq.com/other/schedule.html
■ご不明な場合は、03-5452-3712(平日10:00~18:00)
アットビジネスセンター セミナー事務局 担当:野田
(編集長より)
アクマル社長は、マハティール元首相の政策で日本に留学し、帰国後はマレー
シア国際貿易産業省に入省し大阪事務所を立ち上げて以来、マハティール氏か
らも個人的に信任を得て今に至っています。イスラム人が経営するハラルコン
サルティング会社として日本で唯一の存在となり、ハラルに関する講演も多数
おこなっています。
ぜひこの機会をビジネスに活かしていただければ幸いです。 (編集長:大竹)
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03 ┃ その他のお知らせ
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┃ 2 バックナンバーサイト完成。
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1.インスクエア池袋
先着50名様特典の内容はコチラ(特典をクリック)
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