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『大和古寺漫遊記』 インスクエア ビジネスニュース Vol.654

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■━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━[vol.654] 2014/11/03━━■
‥‥◇◆ 目次 ◆◇‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥

01:本日のコラム…
  『 大和古寺漫遊記 』
/ 重村達郎(弁護士)

02:その他
  【イベント報告】連帯保証人脱出ノウハウセミナー

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01 ┃ 本日のコラム - 『 大和古寺漫遊記 』
━━┃……………………………………………………………………………………
  ┃ / 重村達郎(弁護士)
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 先週、予定が変更になり、裁判や打ち合わせも全く入っていないエア・ポケ
ットのような日ができました。年度末か夏休み以外は、平日では半年に一度あ
るかないか、といったところです。

 せわしない毎日だからこそ、時には仕事抜きの休養が必要です。外は秋晴れ
のさわやかな天気、最低限の事務処理を片付けて、早速、半休にして、急に思
い立って大和路を歩くことにしました。
 
 今から40年以上も前の学生時代、法隆寺から中宮寺、法輪寺、法起寺を経
て慈光院まで歩いたことがあるのですが、このコースはそれ以来です。今はJ
R大和路快速で行けば大阪市内中心部から30分程度で法隆寺駅に着き、20
分ほど歩けば法隆寺です。
 
 松並木の長い参道が何かしら気分を引き締めてくれます。境内は広く、観光
客や修学旅行生がほとんど訪れない周辺の塔頭を含め、ゆっくり見て歩きまし
た。拝観料はたぶん相当高いし、信仰心があるわけでもなし、以前、一通り見
ているので、建物の中には入っていません。
 
 柿好きであった正岡子規の「柿くへば鐘が鳴るなり法隆寺」という有名な俳
句がありますが、鐘楼は思ったより小さなものでした。国宝や重文の建物群や
五重塔はさすがに均斉がとれていて美しく、周辺の土壁も周りの環境にとけ込
んで風情があります。「渋柿やあら壁つづく奈良の町」(子規)。
 
 関東の公立学校では、以前は中3の修学旅行先は京都・奈良と決まっていた
ものですが(私は横浜市郊外の中学校で、1クラス50人のうち2,3人が中
卒で就職していました)、美術や歴史の教科書に載っている有名な寺社や美術
品の存在を確認するような感じで、10数台のバスを連ね、ガイドについて予
め決められたコースをなぞるだけだったので、確かに訪れたということ以外、
ほとんど印象に残っていません。
 
 法隆寺を出て法輪寺・法起寺に至る道は、新しい家ができ、自転車道なども
整備されたとはいえ、一帯には農地や溜め池も多く、全体的な景観は、40数
年前の記憶と余り変わらず、時間がとまっているかのような感じでした。
 
 あたりにはおいしそうな柿がたくさんなっていて、路傍では、自分の畠でと
れた柿やいちじく、黒豆などを売っています。いかにも日本の里の秋といった
風情で、遠くから法輪寺、法起寺の五重塔、三重塔を望め、のんびりとした実
にいいところです。
 
 余談ですが、全国果樹研究連合会では、10月26日を子規が奈良を訪れて
かの有名な句を詠んだ日として、「柿の日」に制定しているそうです。当時病
状の良くなかった子規が、実際に法隆寺を訪れ、秋晴れの中、境内にある茶店
で柿を食べたか否か、疑問視する向きもありますが、これも有名税でしょうか。
  
 こんなところで暮らしていると、穏やかかつ保守的な気質になるような気が
します。京都は伝統を重んじる反面、案外、新しいもの好きで、ユニークな企
業が育ちますが、奈良はこじんまりまとまって、どこまでも保守という趣きで
す。法隆寺周辺の路地を歩いていると、「不審者を見たら声かけしよう、向こ
う3軒両隣り」などというステッカーが家々に貼られていて、少しびっくり。

 以前は京都から電車とバスを乗り継いで一日がかりで行ったというすり込み
体験もあってか、ハイキング自体に半日近くかかったような記憶でしたが、法
隆寺から法起寺までは歩いても小一時間程の距離しかありません。 
 
 松尾寺に行こうと思い、農作業のおばあさんに声をかけたところ、山道で3
0分から1時間程かかるとのことで(田舎の人の「すぐそこ」というのは以外
と遠いのです)、時刻も3時をまわっていたので、コースを変えて法隆寺前ま
で戻り、西側の静かな家並みを通り、藤が丘古墳を見て法隆寺駅に戻りました。
 
 法隆寺のような有名な寺社に限らず、散策し、休養するのに良いところは日
本全国至る所にあります。私のように拝観料も払わず、地元にほとんどお金を
落とさない「観光客」ばかりでは、今後の日本経済の牽引車になることが期待
されている観光産業は成り立ちませんが、何もないただの自然環境と古き良き
ものを残すことが、長い眼で見れば観光客誘致にとっても有益だと思います。
 
 年をとっても名所旧跡や仏像自体にはさほど興味はなく、バスや集団での有
料観光ツアーやハイキングなどにはたぶん参加しないだろうけれども、自然や
人間とふれあう本来の滞在型観光を実践している、と思っている自分がいます。
 
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▼プロフィール:
・氏名:重村達郎(しげむらたつろう)
・ひまわり総合法律事務所 弁護士(大阪弁護士会)
  t-shigemura@himawarilaw.com 
 事務所HP・個人HP 各名前で検索してください
 京都大学法学部・経済学部卒
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02 ┃ その他のお知らせ
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  ┃ 1. インスクエアイベント報告【連帯保証人脱出ノウハウセミナー】
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【連帯保証人脱出ノウハウセミナー】 
またやって欲しいなど、参加者から高評価のセミナーとなりました。

■参加者の声から
・同業から何でそこまで書類を作るのか、といわれることも多かったが
 方針が間違っていなかったと確信した。 (税理士)
・実例・実際のインタビュー交えての内容だったので理解が進みました。 
 (コンサル業)
・銀行側の視点がとてもよくわかりました。
 経営ポイントUPに通ずるものがあると思ったので顧問先にご案内します。
 (行政書士)
・起業したばかりで良く理解できたとは言えませんが、
 自社の格付けのことを考えて行動しようと思った(製造業)
・お客様と仲間の経営者に伝えます。次回は経営者仲間を呼ぶ予定。
  (コンサル業)
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ご存知でしたか??
経営者保証を無くすガイドラインができたことを。。
経営者の間では多少話題にはなっていますが、積極的に銀行に動いた
という話は聞こえてきません。

インスクエアは元金融機関出身の望月氏という力強い味方を得て、
プロジェクトを立ち上げ、具体的に動き、ぎりぎりまで情報を収集し、
セミナーの日には貴重な実例が集まっていました。

前半は、金融機関は貸付先のどんな資料を望んでいるのかという具体的
な講義です。
「相手との交渉のためにも、具体的にこういった書類を作成しましょう!」
現場の第一線で活躍していたプロフェッショナルだからこそ話せる対策
ノウハウを惜しみなく公開です。

1つ具体例をご紹介しますと、
決算書を提出しているから銀行は社の業況をわかっているはず、と思い
きや、『銀行は貴方の業種のプロではないので、決算書だけではヒト・
モノ・カネの流れは100%伝わっていない』

『わからないから担保や連帯保証人を付けるもしくは付けたがる傾向
にある。』のだそうです。
やみくもに担当者に熱弁を振るっても効果は期待できません。

相手に合った対策が重要ということですね。

セミナー後半 詳しくはこちらのレポートをご覧下さい

http://in-sq.com/event/?p=311

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【インスクエア池袋公式サイト】
 http://in-sq.com/index.html
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