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『ソーシャル世代の心をつかめ』 インスクエア ビジネスニュース Vol.673

■[ インスクエア ビジネスニュース ]━━━━━━━━━━━━━━━━■

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■━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━[vol.673] 2014/12/02━━■
‥‥◇◆ 目次 ◆◇‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥

01:本日のコラム…
「 ソーシャル世代の心をつかめ 」
/ 重村達郎(弁護士)

02:その他 
イベント報告:【会社を潰さない「ストックビジネス」を作る方法】

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01 ┃ 本日のコラム - 「 ソーシャル世代の心をつかめ 」
━━┃……………………………………………………………………………………
  ┃ / 重村達郎(弁護士)
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 この間、ソーシャル・アントレプレナー、ソーシャル・キャピタルと論及し
てきたところで、今回は、企業の社会的責任(コーポレート・ソーシャル・レ
スポンシビリテイーCSR)について述べてみたいと思います。

 1980年頃から後に生まれた世代は、高度成長やバブル景気を知らず、年
長者からは「草食系」とか、80年代後半生まれに至っては「ゆとり世代」な
どと揶揄されて、何事につけ貪欲さに欠け、覇気がなく、ふわふわとしたつか
みどころのない若者像のようにとらえられがちです。

 しかし、厚労省の2013年「若者の意識に関する調査」結果によれば、社
会のために役立つことをしたいと思うかという質問に対し、「そう思う」と
「どちらかと言えばそう思う」をあわせると80%の若者が肯定する回答をよ
こしています。

また、マイナビの同年の就職感調査では、「人のために働きたい」という大学
生が約20%とこの10年あまりでほぼ倍増しているそうです。

 アンケートにおける質問の仕方によるところもあるとはいえ、若い世代は、
阪神・淡路大震災や東日本大震災なども身近に経験し、多くの若者が被災地な
どにもボランテイアで進んで赴いていることにもみられるように、社会問題に
も関心が高く社会の役に立ちたいという意識が強くなっていることが伺えます。

 そのうえ、彼らは、ソーシャルメデイアでの情報発信やネット等での人脈作
りにも慣れていて、上下関係の規制の強い組織よりも、横断的・対等な人間関
係のネットワーク、横方向のつながりを大切にし、組織や政府にも透明性や公
平性を求める気持ちが強いようです。

 社会問題に関心があるといっても、大部分の若者は、既成政党や過激派組織
の構成員になり組織の方針に従って同心円的な拡大活動に精を出すわけではな
く、また、反対のための反対を嫌い、具体的な提案や行動提起をしてソーシャ
ルメデイアなどで客や賛同者を広げていくことを好みます。

 彼らの心を動かす鍵が「ソーシャル」(社会的・社交的)。こうした世代感覚
の違いは、これまでと全く違う消費のかたちと起業を生み、新たな職業感や倫
理観が企業の姿を変えつつあります。

 そうした中で注目されるのが、企業の社会的責任(CSR)の重視です。も
とより企業は社会的存在ですから、あらためて社会的責任を強調しなくてもそ
れを果たすべきは当然です。

 しかし、公害をまき散らす企業やブラック企業があっという間にネット情報
で悪名が広がって若者から総スカンを喰う時代ですから、企業もこうした若者
の意識変化に対応すべく、自社がいかに単に営利を追求しているだけではなく、
具体的な社会貢献しているか、また、社員が働きやすい環境、子育てなどにも
配慮しているか等を積極的にアピールすることが、人事採用・育成面や投資家
を引きつける観点からも必要になってきているわけですね。

 テレビのコマーシャルを観ていると、相変わらずタレントを使った商品名を
連呼する従来パターンも多いとはいえ、企業イメージを重視した広告活動がと
りわけ大手企業を中心に増えています。IR重視と言われるゆえんです。

 中には、被災地や植林などのボランテイア活動をすることを社員研修に組み
込み、わざわざそれを大々的にテレビのコマーシャルとして流して、自社のイ
メージアップに利用している企業もある程です。 

 こうした若い世代のソーシャル志向は起業家など特別な人たちだけの傾向で
はなくなっています。また、新しい消費スタイルは新しい需要を生み出す潜在
的な力を持っています。少子化でますます人的資源が大切になる中で、この新
しい世代に対し、ソーシャルを鍵に、企業や社会、消費者をどう有機的に結び
つけて暮らしやすい豊かな社会をつくっていくのか、これは逃げ切り世代など
と言われないように、我々先行世代の責任でもあると思います。

 台湾では、今年のひまわり学生運動を経て、若い世代が推進力となって政治
や社会の変革に向けた積極的な動きが、直近の統一地方選挙結果にも出てきて
いるようです。1968年、及び1989年頃のように、若者の動きが国境を
越えて新しい時代を切り開く徴候が出始めているのでしょうか。

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▼プロフィール:
・氏名:重村達郎(しげむらたつろう)
・ひまわり総合法律事務所 弁護士(大阪弁護士会)
  t-shigemura@himawarilaw.com 
 事務所HP・個人HP 各名前で検索してください
 京都大学法学部・経済学部卒
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02 ┃ その他のお知らせ
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  ┃ 1. インスクエアイベント報告
  ┃【会社を潰さない「ストックビジネス」を作る方法】
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会社を潰さない「ストックビジネス」を作る方法【IS×天狼院】】

またやって欲しいなど、参加者から高評価のセミナーとなりました。
■まず前半は、インスクエアを事例にして
『起業で失敗しない為のストックビジネスとは何か?』を理解
するための講義です。
日本の起業の現状について、各種データを分析しながら
インスクエアを生み出した経緯=ストックビジネスが生まれる
過程を紐解きます。
加えて、ストックビジネスとは反対のフロービジネスについても
短期、長期、収益性を比較しながらそれぞれの長所短所を解説。

■天狼院店主三浦さんからのするどい質問に大竹が一つ一つ答
えていきます。
「なぜ、ほとんど資金をかけずに事業が立ちあげられるのか?」
「なぜ、インスクエアは今や予約待ち状態なのか?」

三浦さんが途中で「奇跡のビジネスモデル」と評したことが印象的でしたが、
その理由として「ポイントは信用は貯金です。信用は現金です。」と大竹が
答えていました。

実際に信用が貯金だという根拠はビルオーナーのストックを有効活用して
想定以上の結果を出し続けて来たことを見てきていますので、納得できました。

それは40歳を過ぎて起業する人の会社存続率が高い理由にもつながり
実際にどうやって信用をお金にするかのエピソード『1億の”えっ?”』の話

会場は大いに盛り上がっておりました(笑)

詳しくはこちらのレポートをご覧下さい

http://in-sq.com/event/?p=335

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