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『値上げ交渉の仕方』 インスクエア ビジネスニュース Vol.1344

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■━━━━━━[vol.1344] 2017/08/01━━■

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01本日のコラム -

 値上げ交渉の仕方
…………………………………………………
 松澤 和重(株式会社CNETメディアサービス)
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ITサポーターの松澤です。こんにちは。

今日から8月です。各地で不順な天気が続きますが、体調管
理に注意して夏を乗り切りましょう。

先日、5年ほどITサポートの契約が続いているお客様の値
上げに成功しました。値上げ幅は2倍です。そのお客様の状
況は、契約当初と比較するとPCの数もほぼ2倍になってい
ますので、理屈から言えば2倍になってもおかしいことはな
いのですが、2倍の値上げをお願いするのは勇気が要ります。
もし交渉が不成功に終われば逆に契約自体がなくなってしま
う心配も抱きます。

零細企業がうまく価格交渉できないのはほとんどが契約を失
うかもしれない恐怖があるからではないでしょうか。当社も
例外ではありません。

スタートアップ企業は、価格に対して過剰なサービスを他社
よりも低価格で提供することで契約を獲得します。契約数や
仕事量が増えてくると、サービスを維持するためにコストが
かかりますから、当然費用も大きくなっていくはずです。よ
って、既存契約であれば値上げを、新規契約であれば過去契
約よりも高い料金設定となっていいはずですが、なかなかそ
うならないのは、ほとんどが自社の価値基準(=強味)を正
確に判断できていないからではないでしょうか。

今回の値上げ交渉を例にとると、交渉にあたる1ヵ月前に、
偶然以下の経営者向け教育のテキストとDVDの紹介を受けて
目にしました。

『繁盛貧乏からの脱却を!貴社も患っている5大疾病!』
SP経営会

https://www.sp-keiei.com/

結局は精神論だろうと思って疑い深くDVDを見ましたが、
視聴後の感想としては予想外に参考になるものでした。

また、紹介してくれた先輩経営者は、「経営」について考え、
全部ではなく興味を持った箇所だけを参考にすればいいよ、
という考えで紹介してくれたようです。

その中で印象に残ったのが「資金調達の考え方」と「価格」
についてでした。特に値付けについてはいつも頭を悩ませる
問題であっただけに、とても参考になりました。

単純に言えば「安売りはするな」ということですが、もしこ
の教材を見ていなかったら、先に紹介した今回の価格交渉は、
2倍はいくらなんでも受け入れられないだろう弱気な考えか
ら最初から1.5倍で交渉していたと思います。

その代わり、なぜ2倍に値上げするのかという論理的説明を、
当初契約の経緯から遡って整理しました。

価格については以下の3点から検討しました。

・実費に対して妥当か(対応履歴と工数のカウント)
・相場に対して妥当か(他社比較)
・価値は何か(お客様の成長に貢献してきた)

先の例でいうと、単純にPCの数が2倍だから価格も2倍、
の説明では工夫が何もありません。もっというと、数が2倍
になると付帯する管理コストはもっと増えるので、2倍以上
になってもおかしくないのです。2倍というのはそれでも工
夫している結果だと考えます。よって、一番重要視したのは、
お客様にとっての当社サービスの価値感についてです。

お客様の業績はここ数年で大きくなっていましたので、大き
な事故もなく、ある時はピンチを救い、そのITを支えてき
た価値を主張しそれが認められたと思っています。

最後に大前提として、自社サービスの強みや他との差別化が
きちんと定義できていることが最も重要であることは言うま
でもありません。

たまたま薦められた書籍がいいタイミングで効果を生みまし
た。偶然かもしれませんが、適切な助言や参考意見が見聞き
できる人間関係も重要ですね。

一方で、数年続いた外資企業のサポート契約は顧客M&Aに
より契約が終了する見通しです。こちらは役割を終えました。
増えるものもあれば減るものもあります。

では。

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▼プロフィール:
・インスクエア公式サポーター IT担当
・氏名:松澤 和重(まつざわ かずしげ)
 http://www.cnet-media.co.jp/contact
・所属:(株)CNETメディアサービス 代表取締役
 http://www.cnet-media.co.jp
・データ復旧のプロフェッショナル Dr.DATA ドクターデータ
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『どうやって宣伝したらいいのか?』 インスクエア ビジネスニュース Vol.1321

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01本日のコラム -

 どうやって宣伝したらいいのか?
…………………………………………………
 松澤 和重(株式会社CNETメディアサービス)
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ITサポーターの松澤です。こんにちは。

当社は「ドクターデータ」というブランドでデータ復旧サー
ビスを運営しています。

ITサポート常駐日もドクターデータの西東京店の店長が月
2回お邪魔しています。

見かけたら相談してみてください。

さて、データ復旧サービスとは、故障したPCや携帯やスマ
ホなどからデータを救出するサービスです。

現在は直営、フランチャイズ合わせて全国に数店舗ですが、
今後は全国に店舗を増やしていきたいと考えています。邦人
相手に海外でもできないかなどと考えてもいます。

ただ店舗を増やせば儲かるならそれほど楽なことはないです
が、きちんと宣伝広告をしなければ集客などできるわけがあ
りません。

では、データ復旧の宣伝広告は何をどうしたらいいのか。そ
もそも営業や広告のプロでもないので、これがなかなか難し
い。

何が難しいかというと、まさか広告に「PCを壊してくださ
い」とも言えませんし、広告を打ったからと言って都合よく
PCが故障してくれるわけではありません。

イメージするのは水道などの修理業です。普段は必要がない
が、いざという時に必ず必要で、需要としては必ずあるが、
需要がコントロールできないのが特徴です。

重要なことは、いざ必要となった時に思いだしてもらうこと
です。このような業態は結構あると思います。水道や自動車
などの修理業、困った時の問題解決=弁護士、歯医者、など
などです。

では、これらの宣伝広告はどういう方法があるでしょうか?
ウェブは必須ですが、更に、店舗周辺の近隣にチラシの配布
です。水道修理業ですと、冷蔵庫などに貼るマグネットもよ
さそうな気がします。

しかし、これらの効果がどのくらいあるのか、数字が見えま
せん。富山の地元の広告会社に尋ねたところ、感覚的に1万
枚配布して1件かなぁ、という答えでした。

たぶんそれも根拠がないでしょう。一般商品の販売ではない
ので、無料のチケットを付けても、PCが壊れなければ意味
がありません。

営業や宣伝広告などはベタなので、正解がないのでしょう。
情報発信を積極的にやる。取り扱う商品やサービスを増やし
て集客する、など、できることを並行的にやっていくことが
必要なようです。

これらの提案は広告制作業者さんからはなく、マーケティン
グと広告制作の違いも明確がなりました。
今更ですが、何事も経験です。

では。

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・インスクエア公式サポーター IT担当
・氏名:松澤 和重(まつざわ かずしげ)
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『昔懐かしの秋葉原がそこにあった!』 インスクエア ビジネスニュース Vol.1299

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01本日のコラム -

 昔懐かしの秋葉原がそこにあった!
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 松澤 和重(株式会社CNETメディアサービス)
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ITサポーターの松澤です。こんにちは。

先日の白濱氏のメルマガは『欧州はマジで「!!!!ノー
コンビニエンス!!!!』でしたが、先々週、2年ぶりにコン
ビニだらけの台湾訪問でした(笑)。

台湾はいつも暑いと思っていましたが、今頃はそうでもなく、
最高気温も30度に届かない日もありました。また、モンス
ーンの季節なのか、きれいに晴れる日はありませんでした。

なんと、その翌週に台北で大洪水のニュースでした。我々が
行ったときでなくてよかったです。

台湾訪問の目的は、現地のデータセンターに設置しているサ
ーバーとルーターのリプレイスです。サーバーはDELLからHPに
リプレイスで特筆すべきこともありませんが、ルーターはヤ
マハ製です。PCを除けば純日本製を海外で使うという経験も
初めてなので良い経験です。もちろん問題なく使えます。

ヤマハ製のネットワーク機器は過去すべて国内仕様でしたの
で、電源が100Vしか対応していませんでした。新モデルから
100V-240V仕様になり、海外でも安心して使えるようになり
ました。

台湾のホテルなどの電圧は110Vでコンセント形状も日本と
同じなので、ほぼ日本の電子機器はそのまま使えますが、そ
のデータセンターは電圧が200Vです。前回訪問時は、電圧
200Vのことを知らず、日本から持ち込んだHUBから煙が上が
って故障してしまったという経験があります。

もちろん、今回はそんなヘマはしません。予定作業時間は3
時間で順調に作業を進めていきますが、やはり原因不明のト
ラブルは起きるものです。なぜか1台のサーバーが、ルータ
ーを交換すると外部と通信ができなくなります。ルーターの
完全リプレイスは諦めて、ルーターを追加という形にしまし
た。結局、ほぼ1日仕事となりましたが、無事目的は果たせ
たので成功でしょう。

予備日は電気街を視察してデータ復旧の同業者の様子を見た
りしていました。これがまた凄いです。昔の秋葉原がありま
す。今の秋葉原は小口の電気屋さんはほとんど姿を消しまし
たが、ここに来ればなんでもありそうです(笑)。また、扱っ
ている商材はそれなりに新しいので奇妙な感じでした。

その後、台湾新幹線を見てみようということになり台北駅に
行くも、台湾新幹線は地下を走っており、しかも入場券を買
わないと一目見ることもできません。入場券を買うくらいな
ら乗ってみようということになり、約1時間乗車の台中まで
足を延ばすことになりました。

新幹線はJR謹製なので、乗っている分には日本と大きな違
いはありませんが、チケットシステムは独特のものがありま
した。詳細は省略しますが、日本と比較すると面白いです。

台北以外の都市は初めての訪問ですが、台湾第3位の台中でも
台北との差は歴然で、その差は東京と日本の地方都市以上だと
感じました。

帰りの新幹線は300元プラスでビジネスクラスにしましたが、
コーヒーのサービスもあり、なかなか快適でした。

台湾のNAS(ネットワークディスク)メーカーと日本でデー
タ復旧のアライアンスが組めないかと思い、本社訪問の申し
入れをメールでしましたが、こちらは最後まで返事がありま
せんでした。英語が理解してもらえなかったのか、怪しいイ
ンチキ者だと思われたのか。

と、なんだか意味のない旅行記になってしまいましたが、
やはり海外にいくのは刺激があっていいですね。なんとかビ
ジネスチャンスにつなげられればいいのですが。

では。

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・インスクエア公式サポーター IT担当
・氏名:松澤 和重(まつざわ かずしげ)
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『ランサムウェアにご注意を!』 インスクエア ビジネスニュース Vol.1261

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01本日のコラム -

 ランサムウェアにご注意を!
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 松澤 和重(株式会社CNETメディアサービス)
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ITサポーターの松澤です。こんにちは。

「ランサムウェア」というコンピュータウィルスをご存知で
しょうか?

ここ数年被害が拡大しているコンピューターウィルスです。

ランサムウェアは、感染したPCや接続されているファイル
サーバーのファイルを暗号化して読めない状態にします。そ
して、ファイルを復元したければお金を払え、という、非常
にたちの悪いサイバー犯罪とセットです。

ネットを適当に検索すると記事がたくさん見つかりますので
検索してみて下さい。

侵入経路は主にメールに添付される添付ファイルだと思われ
ます。メールサーバー側とPC側のアンチウィルス対策がき
ちんとされていればある程度防げると思いますが(もちろん
完全ではない)、アンチウィルスの更新がされていなかったり、
独自のメールサーバーで運用されている場合は注意が必要で
す。

先週、当社のデータ復旧部門にランサムウェアの被害にあっ
たファイルサーバーの相談がありました。

お客様のお話を要約すると以下のようでした。

ファイルサーバーがランサムウェアの被害にあってファイル
が読めなくなった。バックアップがあったので戻したところ、
すべてのファイルが消えてなくなった。データ復旧事業者に
対応を依頼したが復旧不可であった。

という、非常に恐ろしい内容です。特にバックアップを戻し
たらファイルが消えた、というのは、え、ランサムウェアは
そこまで進化しているのか!と思いましたが、これは伝聞が
正確ではなく、勘違いであると思われます。

また、他のデータ復旧事業者で不可であった、ということも
一層手強さを感じさせました。

結論から述べると、幸運も重なり、無事復旧できました。

被害にあったサーバーはディスクをミラーリング(二重化)
していましたが、当社の責任者曰く「感染後に一斉にアクセ
スが開始された折に、RAIDが崩壊したのではないかと推測し
ます。」ということでした。

つまり、ディスクの二重化システムが何らかの理由で感染直
後に機能しなくなり、2つのディスクのうちの一つが偶然に
も被害にあわずにデータを復旧できたということです。

バックアップから戻したらファイルがすべてなくなったとい
うのは、バックアップの戻し方が悪くて、ディスクのアクセ
スができなくなったのではないかと推測します。

バックアップのデータはPCに常時マウントされていないの
で被害にあわず、もし上記の偶然がなくても、バックアップ
から復元できたと思われます。

また、専門的な話になりますが、バックアップがない場合で
も、論理的に削除されているだけのファイルを復元したり、
シャドーコピーの領域を探すなどすれば、何等か復元できる
ものだと思います。

正しい知識で慌てずに冷静に対処したいものです。

では、ランサムウェアの対策はどうしたらいいか、です。
入口であるセキィリティ対策をしっかりすることはもちろん
ですが、最後の砦はやはりバックアップです。

DropBoxなどのオンラインストレージも無いよりはいいです
が、それとは別に外付けディスクに定期的にバックアップす
ることが重要です。

オンラインストレージはファイルの更新があると即時にクラ
ウドにレプリケーションがとられます。ファイルが破損する
と、破損した状態でコピーがとられますので注意が必要です。
世代管理ができるオンラインストレージがいいでしょう。

外付けディスクにバックアップをする場合は、常にマウント
(接続)状態にするのではなく、バックアップするときにだ
け接続できれば理想ですが、手動でそこまでの管理は面倒で
す。よって、Windowsバックアップを利用するとよいでしょ
う。Windowsバックアップは普通の外付けディスクの利用方
法と異なり、Windowsバックアップでしかアクセスできない
ディスク管理となりますので、ランサムウェアなどに対して
も有効です。

また、これだけやればいい、ということではなく、できるだ
け多くの対策をとるということも重要でしょう。先の例も、
いくつかの冗長化や安全対策をしていたので、たまたま起き
た偶然が生かされたということだと思います。

最後に、何かおかしいと思ったら、PCなりサーバーなりを
ネットワークから切り離すことが重要です。ネットワークに
接続した状態ですと感染が広がったり、オンラインストレー
ジにもレプリケーションされてしまい被害が拡大します。

そして、もし仮に被害にあっても、他社で断られても、諦め
ずに当社DrData ドクターデータにご相談下さい!

では。

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『AIに挑戦しよう』 インスクエア ビジネスニュース Vol.1237

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01本日のコラム -

 AIに挑戦しよう
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 松澤 和重(株式会社CNETメディアサービス)
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ITサポーターの松澤です。こんにちは。

昨日のニュースで、「囲碁の日中韓トップ棋士とAI(人工知
能)の4者総当たりリーグで覇を競う「ワールド碁チャンピ
オンシップ」(WGC)が21日、大阪・梅田の日本棋院関西
総本部で開幕する。」(朝日新聞より)、というニュースを目に
しました。

他にも、介護や顧客サービスなど、人手不足から来るサービ
スの低下をAI活用で補う試みが盛んです。

自動運転は国家経済や産業の今後を見通す重要な要素の一つ
でしょう。

AIの活用は今や避けられないテーマです。

このメルマガでも、金曜日担当の藤田社長がIBM Watson(ワ
トソン)に取り組んでいる記事がありました。このメルマガ
文章や顔写真などを使った性格や年齢判断の実証実験をされ
ています。

IBM Watson(ワトソン)とは、IBM社のウェブサイトには「自
然言語処理と機械学習を使用して、大量の非構造化データか
ら洞察を明らかにするテクノロジー・プラットフォームです。」
と定義されています。言語処理とありますが、画像認識もで
きます。これはAIプラットフォームですね。IBM社ではワ
トソンはAIではない、という見解もあるようですが、同じ
記事内にAIの定義もないので、ここでは独断でワトソン=
AIとします。

AIと言えばロボット、ロボットと言えばソフトバンクの
Pepperが有名ですが、それもワトソンを利用しています。

みずほ銀行のコールセンターでもオペレータ支援としてワト
ソンの利用を開始したという記事もあります。

先々週末のNHKのドキュメンタリー番組では、東日本大震
災の東京電力福島第一原子力発電所の事故対応について検証
をしていました。その検証で使われたのもワトソンでした。

実際にIBM社のワトソンチームが参加した検討会議の様子も
記録されていましたが、これを見て、ITの技術者としては今
すぐにでも取り掛からないとダメだな、と認識を新たにしま
した。

ここで重要なことは2つあります。

1点目は、ワトソンは「AIプラットフォーム」だというこ
とです。

冒頭に挙げたように、AIの話題やニュースはたくさんあり
ますが、大企業や産学研究機関でもない自分がAIを開発で
きるわけでもないと、どこか他人事でいました。しかし、ワ
トソンをAPIを通じて利用することにより、自分でもAI
を使ったビジネスができるということです。

おそらく、一般人が使えるAIプラットフォームとしてはワ
トソンは唯一ではないかと思います。

2点目は、AIプラットフォームというのは単純にソフトウ
ェアの提供だけではないということです。その後ろ側には膨
大な言語などの蓄積されたコンテンツがあり、それをソフト
ウェアで処理した結果がAIプラットフォームのアウトプッ
トです。

数年前からソフトウェアの利用形態として主流になっている
クラウドサービスがありますが、これらはほとんどがソフト
ウェア機能の提供であり、その中にコンテンツは含まれませ
ん。

ソフトウェアをコンテンツと一緒に提供するという考えはあ
っても、それぞれの利害によりサービスとしては実現してい
ません。わかりやすい例では、地図はコンテンツが必須です。
AIはコンテンツがないと成り立たないサービスという点が
特徴的だと思います。

そうなると、やはり従来の既得権を巡って様々な変化がある
と思います。つまり、それは小規模なプレイヤーにとっては
チャンスでもあるわけです。

AIはコンテンツが必須なわけですから、いままでソフトウ
ェアは作れてもデータのことまでは考えが及ばなかったとい
う人や企業も、AIを軸に考えると使う側の立場になってサ
ービスを提供することができるのではないでしょうか。
そして、それは都会でも地方でも可能です。

では、また。

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『助成金と資金調達』 インスクエア ビジネスニュース Vol.1214

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01本日のコラム -

 助成金と資金調達
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 松澤 和重(株式会社CNETメディアサービス)
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ITサポーターの松澤です。こんにちは。

月曜日は、本メルマガ1200号の打ち上げで、金曜日メル
マガ担当藤田社長の生活と仕事場である松戸にメルマガ編集
委員が集合でした。

今日のテーマはその中で話題になった助成金と資金調達につ
いてです。

公的な助成金は、国などが企業や団体を経済的に支援するた
めに支出されるお金です。当然、用途が限定されていたり、
一定の受給資格が必要です。

企業経営者であれば受給できる助成金があれば受けたいと思
うのは当然です。しかし、ほとんどの助成金は支払った後で
支給されますので、助成金が支給されるまでにある程度の自
己資金を用意する必要があります。

受給資格は十分であるのに資金が用意できないというケース
は少なくないと思います。そして、助成金が受けられるなら
ば、それとセットで金融機関から融資が受けられたらいいな、
と思っても不思議ではありません。

そんなニーズに応えるサービスがあります。

助成金の申請代行と、受給が決まった場合の銀行の融資がセ
ットになったサービスです。

助成金の受給が決まると銀行の融資を申請します。銀行の融
資が決まればそれを原資に目的の商品購入やサービス利用が
可能です。その後、支出した商品やサービスに対して助成金
を受給して、最後に返済となるわけです。

一般的に助成金獲得支援サービスの内容は、複雑で面倒な手
続きを代行することだと思いますが、このサービスはファイ
ナンスとセットになっているのが特徴的です。

助成金を支給する国としても、利用させないための助成金で
はなくて、多くの企業に利用してほしいはずです。しかし、
公のしくみだけではフォローすることは難しいでしょう。

そういう意味でも、国と利用者をつなげるよいサービスだと
思います。

もちろん簡単ではありません。助成金の受給資格がないかも
しれません。また、銀行の審査もありますので、その点でも
ハードルは低くはないでしょう。

しかし、助成金の利用の可能性が広がることは間違いがあり
ません。当社もこのサービスを利用して助成金獲得とそれに
よる事業体制の拡充にチャレンジしたいと思います。

年度末が近くなり、予算執行や納期が気になる日々ですが、
特に2月は日数が少ないので、取りこぼしがないように慎重
にかつ大胆に行動したいものです。

では、また。

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『まだまだ使える、レガシーなIT資産』 インスクエア ビジネスニュース Vol.1185

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まだまだ使える、レガシーなIT資産
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松澤 和重(株式会社CNETメディアサービス)
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ITサポーターの松澤です。
本年もよろしくお願いいたします。

昨日からデジタルサイネージの商談で札幌に来ています。
先週は東京でも寒い一週間でしたが、札幌でもそれは同じで、
先週は日中でも氷点下の日が続いたようです。

昨日は最高気温が氷点下ではなくてとても暖かいと現地の方
は喜んでいました。それでも歩道には1メートル以上の雪が
積み上がり、道路もツルツル状態です。寒いところの人々は
たくましいですね(ガチガチの道路で自転車に乗っている人
がいます!)。

さて、今回はデジタルサイネージの商談ですが、当社が扱っ
ているデジタルサイネージソフトウェアは「メディアプレゼ
ンター」という、リリースから15年以上経過しているソフ
トウェアを核とするシステムです。

運用管理など周辺のツールは最新のサービスを利用していま
すが、核となるデジタルサイネージソフトは古いソフトを使
わざるを得ません。これを最新の技術に作り替えるにはコス
トがかかります。また、作り変えなければならないほどの機
能の見劣りもありません(見た目は古めかしいが)。

当社のソフトウェアはデスクトップソフトウェアなので、ど
うしても対応が難しかったのがクラウド対応でした。当然競
合他社もあるわけで、それらはクラウド(ウェブ)システム
です。

今回の商談でも競合がありますが、当然クラウドです。

ここで、少し知識がある方であれば、仮想化してリモートデ
スクトップで使わせれば、ということはすぐ考えつきます。

その通りなのですが、現状では更に技術が進んで、デスクト
ップの仮想化ではなくて、アプリケーションの仮想化技術が
確立しています。

大企業などでは古い業務システムを世界的に、全国的に利用
したいというニーズはありますので。そのためのソリューシ
ョンだと思われます。

本当にPCにインストールしたアプリのようにシステムを使
えます。クラウドということがわからないので、逆に本当に
クラウドなの?と疑われることもあるかもしれません。

ただし、これらのサービスで問題なのは仮想化するサーバー
の費用です。特にライセンスの費用が大きく、小規模な企業
が負担するのは大変です。

しかし、これも現在ではクリアすることができます。ライセ
ンス費用を含むサーバーを、やはりクラウドサーバーを利用
することで、安価に構築することができます。

当社のデジタルサイネージシステムの場合はNTTコミュニ
ケーションの「クラウドエヌ」を利用しています。

クラウドサービスがレガシーなIT資産をクラウド化し、ま
たお金を生む新たなサービスとして再利用できるかもしれな
い、面白いチャレンジです。

また、そのようなご要望がありましたら是非ご相談下さい!

—-

今回出張の行きの飛行機でKindle本の「アカマイ」という企
業の本を読みました。聞いたことはありますし、長年エンジ
ニアとして活動していますが、まだまだ知らないことは多い
なと改めて感じる面白い本でした。ざっと読めますのでお勧
めです。

では、また。

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『水没スマホが復旧しました!』 インスクエア ビジネスニュース Vol.1144

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水没スマホが復旧しました!
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松澤 和重(株式会社CNETメディアサービス)
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こんにちは。
ITサポーターの松澤です。

11月2日に当社のデータ復旧サービス
『 Dr.DATA データ復旧渋谷 』がオープンしました。

http://www.drdata.jp/shibuya/

オープンと言っても看板、電話、サイトに店舗追加などの
準備をしただけの簡単なものですが、その翌週の月曜日に
驚くような2件の依頼がありました。

1件は当社で最大の顧客の放送局からSDカード復旧の偶然
の依頼です。

そして、もう1件は、インスクエアでは知らない人はいない、
あのハラルジャパン協会の佐久間氏です。

なんと、佐久間氏がiPhoneを水没させてしまった!というこ
とでした。

水没にも軽度なものから完全水没までいろいろありますが、
佐久間氏のケースは完全水没で電源も入らない状態でした。

早速インスクエアに出向き、佐久間氏から水没して動かない
iPhoneを預かり、代わりに当社所有のiPhoneをお貸ししま
した。

結果はどうなったかというと、無事、1週間後の月曜日、
11月14日に修理が完了してお渡しすることができました。

佐久間氏のコメントです。

『スマホ故障の翌々日から数日間地方への出張だったので、
修理の受付、代替え機への交換、修理完了後の復元がスムー
ズにできて、1分もそのために無駄な時間を使うことがなく
大変助かりました。こういうサービスが身近にあると安心し
て仕事に集中できます!』

費用がいくらかかったかは、本日夜にインスクエアのイベン
トでプレゼンのお時間をいただきましたので、その中でご案内
させていただきます。

http://www.in-sq.com/other/schedule.html

携帯ショップでも同様の修理やサービスは受けられますが、
ショップに出向かなければなりませんので自ずと時間が
かかります。

インスクエアの場合は企業が集積していますので、訪問して
修理受付、代替え機の提供とセットアップをサービスする
ことが可能です。そのために少し費用がかかりますが、時間
には代えられません。

ちなみに、水没携帯については先日当社スタッフがメルマガ
に書かせていただきました。参考にしてください。

『携帯電話を水没させてしまったら』

http://www.in-sq.com/mailmag/businessnews/20161004

もう1件の放送局様SDカード復旧も無事完了して、約500枚
の貴重な取材写真を復元することができました。

最後に繰り返しになりますが、本日19時からのインスクエ
アイベントのご案愛です。

http://www.in-sq.com/other/schedule.html

◎「ビジネス・チャンスナビ2020」登録説明会
◎インスクエアサポーター 企業説明会「Dr.DATA」

当社のプレゼンはともかく、東京オリンピックでの
ビジネスチャンスは面白そうです。

では。

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▼プロフィール:
・インスクエア公式サポーター IT担当
・氏名:松澤 和重(まつざわ かずしげ)
 http://www.cnet-media.co.jp/contact
・所属:(株)CNETメディアサービス 代表取締役
 http://www.cnet-media.co.jp
・データ復旧のプロフェッショナル Dr.DATA ドクターデータ
 http://www.drdata.jp
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『 Dr.Dataデータ復旧渋谷 オープン! 』 インスクエア ビジネスニュース Vol.1135

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■━━━━━━[vol.1135] 2016/11/01━━■

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01本日のコラム -

Dr.Data データ復旧渋谷 オープン!
…………………………………………………
松澤 和重(株式会社CNETメディアサービス)
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こんにちは。
ITサポーターの松澤です。

今日から11月です、と言えばお決まりの挨拶、今年も残り2か月となりまし
た。当社は10月決算なので昨日は年度末でした。いろいろと意味深い11月
ですが、第7期のスタートです。

当社のデータ復旧サービス『 Dr.DATA データ復旧渋谷 』が明日11月2日に
オープンします。

http://www.drdata.jp/shibuya/

FC、代理店としては7拠点目となります。

思っているだけではなかなか始められないので、強引に日付を10月末と設定
して準備してきましたが、11月2日は当社の設立記念日でもありますので、
11月2日をオープンと決めました(と理由をつけて2日伸ばしただけかも)。

オープンと言っても、専用の電話番号を設定しただけで、新しい店舗があるわ
けではありません。オフィスも既存のオフィスを使いますので、見た目の変化
と言えば、看板にサービス名(屋号)が追加になるくらいでしょうか?
しかも、まだ看板も間に合っていないので、超低空飛行での離陸です。

電話はインスクエアのアシスタントサービスを利用します。出張や外出も多く、
少人数でいろいろなことをやらなければならない小規模企業にとっては、電話
の一時受けをしてもらえるサービスは大変重宝します。携帯に転送してプププ
ッと音がするより、丁寧な対応をしていただく方がいいに決まっています。

データ復旧事業は、メルマガで何度か書いているように、今年の3月に取得し
た(買った)事業です。人手不足や人件費の高騰などで採用も難しい環境では、
既存の事業を取得した方が圧倒的にスピーディーに展開できます。

当社のデータ復旧事業は富山県が本部ですが、それも特徴の一つです。現在は
富山をはじめ北陸エリア、岡山などのFC店がありますが、もっと地方のネット
ワークを広げて活用していきたいと思います。東京一極集中が顕著ですが、東
京の仕事を地方のネットワークで回すというモデルを構築したいと思います。

『 Dr.DATA データ復旧渋谷 』はそのための店舗であり、受注センターの意味
合いもあります。いろいろと不安もありますが、新しいことにチャレンジする
のは楽しいことでもあります。

USBメモリ、SDカード、PC/Mac、スマホなどのデータトラブルがあればぜひご
相談下さい。

http://www.drdata.jp/shibuya/

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▼プロフィール:
・インスクエア公式サポーター IT担当
・氏名:松澤 和重(まつざわ かずしげ)
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『驚くべきマルウェアの進化-狐と狸の騙し合い』 インスクエア ビジネスニュース Vol.1107

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01本日のコラム -

驚くべきマルウェアの進化-狐と狸の騙し合い
…………………………………………………
松澤 和重(株式会社CNETメディアサービス)
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こんにちは。
ITサポーターの松澤です。

先々週は、デジタルフォレンジック研究会が主催したセミナーに2日間、午前、
午後のセミナーで合計4つのセミナーに参加しました。ハードディクスやメモ
リ型ストレージ、ITセキュリティ関連と、インターネットやスマホのアプリ
のような華々しい分野とは違った、実に現実的で地味な分野のセミナーでした
が、技術一辺倒でハンズオンもあり、非常に充実したセミナーでした。

いずれのセミナーも興味深くメルマガでご紹介したい内容ばかりでしたが、そ
の中でも大変印象に残った内容をひとつ書きたいと思います。

ITセキュリティ関連で、マルウェアを検出するツールのセミナーに参加しま
した。マルウェアとコンピューターウィルスとの区別がよくわからなかったの
ですが、そのセミナーではコンピューターウィルスを含む怪しげな挙動をする
ソフトウェアをマルウェアと定義していましたので、ここでもそう定義します。

マルウェアの検出方法として代表的なものはお馴染みの辞書型のセキュリティ
ソフトです。シマンテック、トレンドマイクロ、マカフィー、カスペルスキー、
そしてマイクロフト謹製と、数多くのソフトウェアが存在します。

このタイプのソフトウェアはいずれもマルウェア辞書を参照しながらマルウェ
アかそうでないかの判定を行います。よって、原理的に、辞書が更新されまる
までは最新のマルウェアに対してはどうしてもチェックできないケースが存在
します。

そこで、辞書型ではなく、怪しげなソフトウェアの実際の動作を評価して判定
するタイプのシステムがあります。「サンドボックス」と言われるタイプがこれ
に該当します。

サンドボックス型のセキィリティシステムは、ウェブでのダウンロードやメー
ルの添付ファイルを実際の仮想マシン上で動作させてその挙動を評価します。
通信経路上で実際にそれをやるので遅延などないのだろうかと疑問にも思いま
したが、既に普及しているところを見ると、大きな問題はないのかもしれませ
ん。

マルウェアはユーザーのクリックなどをトリガにして不正なプログラムを実行
させて情報を外部に転送したり破壊したりなどの動作をしますから、まったく
影響のない環境で実際に動作させて挙動を観察して少しでも怪しければ配信を
停止するのであれば理にかなっています。

この評価をリアルタイムで実行することだけでも驚きですが、これをすり抜け
るマルウェアとその手法には更に驚きます。

マルウェアがセキィリティ製品をすり抜ける驚きの方法は以下です。

なんと、実行環境が仮想環境であると判断した時には動作しないマルウェアが
あるということです。または、一定時間動作を保留して、少し時間が経過して
から動作するものもあるそうです。

これには驚きました。まさにイタチごっこです。お互いに相手をよく知らない
とできることではないですから、マッチポンプでは?、と疑いたくなる気持ち
もよくわかります。

マルウェアは怪しげなソフトウェアとされていますが、そのマルウェア自身が、
自分自身にとって怪しげな環境かどうかの判断しているとは、まさに狐と狸の
騙し合いみたいなものです。

このような攻防はこれからも続きそうです。

では

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▼プロフィール:
・インスクエア公式サポーター IT担当
・氏名:松澤 和重(まつざわ かずしげ)
 http://www.cnet-media.co.jp/contact
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