【第1回アジア進出懇談会(ASEAN)】
平成25年4月17日(火)19時~21時
担当:運営事務局 野田
場所:インスクエア池袋ビジネスラウンジ
参加者:11名
ここ数年の間に新聞や経済誌、情報番組でもしきりとアジア関連諸国の話題を目にする機会が多くなりました。事実、ASEANは中国に次ぐ、第2位の貿易相手国ですし、日本からの直接投資高も10兆円に迫る勢い(2011年末時点)で年々右肩上がりで推移しております。
今回は、
ASEANアジア全域のオフィス進出のコンサルタントである木下様より日系企業の進出について事例紹介と現地視察のご報告と、
インドネシア・マレーシアのムスリム対応ハラルビジネスでは、最も注目されている一般社団法人ハラル・ジャパン協会の代表佐久間様より最新の事例紹介の
2つのテーマで行われた第1回アジア進出懇談会での様子をご報告したいと思います。
今回は、11名の参加者の約半数が既にアジアでのビジネスを展開されている方でしたので、アジア熱に負けない程の熱気で、予定時間を30分以上もオーバーする盛り上がりぶりでした。
〔集合写真:施設のラウンジを満員での開催となりました〕
それでは、具体的にはどのような内容だったのか、写真を交えながらご説明をしたいと思います。
〔GO ASIA OFFICE.COM木下様から生の現地視察報告の様子〕
まず初めに、
午前中に帰国されたばかりという木下様から、スライドを使ってのジャカルタ、ホーチミン現地視察のご報告です。
特に印象に残っているのは、
よく停電が起きる為、自家発電を持っている大型ビルのレンタルオフィスに入居することが得策であるという事や、
高層ビルの隣が広大な空き地で裸足の子供がスマホを持って駆け回っているという一風変わった風景を目の当たり出来ること、
高層ビルの1ブロック先でニワトリが道路を歩き回っている景色がアジアでは普通であること。
ジャカルタでは自宅兼事務所での起業が出来ないことと、起業に際して、何千万という資本金が必要なこと。
事例を交えたお話でしたので、皆様興味深く聴講しておりました。
〔他にも道端の電柱のケーブルがぐるぐる巻きですごい太さになっているという仰天写真もありました。〕
〔ホーチミンの都市を映した一枚。こんなに緑が多い環境は日本では考えられませんね。〕
経済発展が著しいといえども、まだまだ発展途上国の雰囲気が感じられますが、その分緑が多い為、環境が良いというのも特徴の一つといえますね。
〔一般社団法人ハラル・ジャパン協会佐久間代表から、現在日本でも話題の“ハラル”について報告の様子〕
佐久間代表からは、
ある新聞社の取材を受けた際のお話や、アジア進出の為のハラル認証の問い合わせが増えてきているというお話をいただきました。やはり日本国内でもハラルの認知度は上がってきているようです。
他には、アジアの現地の方から、
「ある加工食品について『メイドインジャパン』ブランドは人気があるから絶対売れると言われていても、一昔前は大企業も無関心だった。
ところが、最近はハラル認証に関して、大企業から中小企業まで問い合わせが来るようになったし、実際に進出をしている企業もたくさんある。ぜひ他の日本企業にも伝えてほしい。」
ということで、事例をお話をした所では参加者の皆さんからも質問などが飛び交い、非常に盛り上がっていました。
↓一般社団法人ハラル・ジャパン協会のインドネシア視察レポートもご覧ください。
http://halal.or.jp/report/re_006.php
〔インドネシア総合研究所アルビー代表からインドネシアへの企業進出についての貴重なお話も聞けました。〕
参加者の方でも第一線でご活躍されている方がいらっしゃって、皆さんそれぞれに事例も交えながらお話をいただきました。
インドネシアにある現地飲食店の売上月何千万の秘密と店舗の裏側の話から、ある日系企業の飲食店のアジア進出の話等など、情報交換や意見交換が活発に行われておりました。
最後に皆様で名刺交換を行いました。
今後のビジネスマッチングに繋がり皆様の事業が発展していくお手伝いが出来たらと運営側も願っております。
この後は、近くの飲食店でより懇親を深めたとのことです。
さて、いかがでしたでしょうか。
インスクエアではこの懇談会を第2回、第3回と継続していく予定です。
また、アジアに関連した特別セミナーやイベントも順次行っていきますので、今回ご覧になられて興味を持たれた方は次回にご期待ください!