『映画「ファウンダー」から学ぶ』 インスクエア ビジネスニュース Vol.1360
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■━━━━━━[vol.1360] 2017/08/21■
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01本日のコラム -
映画「ファウンダー」から学ぶ
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大竹 啓裕 (アットオフィス社長)
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大竹です
お仕事中お邪魔します。
アメリカ マクドナルドの創業者と言えば
レイ・クロックと思われていますがそのレイ
・クロックがマクドナルド兄弟を出し抜いて
マクドナルド帝国を築くまでを描いた「ファウ
ンダー」を観ました。
実は「ストックビジネスの教科書」制作の編集
会議のなかでもこのレイ・クロックを例に挙げ
ようかという話が出たくらい彼のフランチャイズ
帝国をつくる過程というのは、ストックビジネス
を語るうえでも、実に参考になる部分があったのです。
もともと原作「成功はごみ箱の中に」も見ていたので
実に興味がありましたが、ビジネスマンなら必見ですね。
52歳で、ダイヤモンドの原石となるマクドナルド
1号店を見つけて全てをなげうってゼロからFC
加盟して行くのですが、主演マイケルキートン演じる
「どこまでもえげつない金の亡者」的な部分は好き
嫌い分かれるところでしょうから、置いておいて。
またこれから観る方のためにもポイント以外に解説
は控えます。
200店舗以上のラーメンFC本部の創業期を経験した、
私としては、まさに実体験として同じようなことを
してきましたので、そんな視点でビジネスポイントを
伝えたいと思います。
1 自分の立ち位置はどこか
加盟者の一人という立ち位置からのスタート、だれよ
りも実直にマニュアルを実行する姿勢、でも資金繰り
が厳しい現実。
まさに加盟者である限界がきました。
でもFC加盟契約書で権利はガチガチに決められている。
普通はここで諦め出店速度を遅め資金繰りを優先す
るでしょう。この立ち位置を脱出するのが契約の
及ぶ範囲に気づいたこと。飲食のFCはデザイン、
店舗設計、商品、オペレーションまでです、不動産
契約までは及びません、そこに突破口を見出す。
2 事業領域を拡大
本業の周辺事業にもビックビジネスの可能性があります。
今回はFCでの店舗開発が不動産業に発展して金融
事業になるのですが、まさにストックビジネスを構築
するセオリーです。
「いまさら不動産はこんなチャンスないでしょ」
私も聞かれましたが、今回は不動産業をやれという
話ではなくて、本業のまわりに、または、本業の中
の機材や材料などの中にストックビジネスのネタ
(貸せるもの、消費するもの)はないか考えるヒント
になります。
3 ビジネスは執念
マクドナルドは商品力は最高だったとして、
考えてください。
もしレイ・クロックが存在しなかったら、だれかが
今のマクドナルドを作れただろうかということです。
たぶん、
田舎の有名店で終わったことでしょう。
たしかにお金でかたをつけて、本部になったのは
事実ですが早期からFCに真摯に取り組み多店舗へ
の人材確保を行うあたりは経営者としての力を感じます。
冒頭のシーンで、安モーテルに泊まりながら成功
法則のレコードを聴いていましたが、当時の52歳
は初老だと思いますので、このシーンが彼の執念を
感じました。
FCビジネスはストックビジネスの古典のように思
われがちですが、この映画のなかでのビジネス思考
は今でも同じで活かせます。
活きたヒントとしてこの映画ぜひご覧ください。
【ファウンダー】ハンバーガー帝国のヒミツ
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▼プロフィール:
インスクエア メルマガ編集長
・氏名:大竹 啓裕
・出身:福島県
役職:株式会社アットオフィス 社長
会社ブログ:http://ao-ceo.jugem.jp
㈱ストック総研 会長
大竹アンドパートナーズ税理士事務所
シニアコンサルタント
インスクエアサポーター(ビジネスモデル担当)
非営利一般社団法人ハラル・ジャパン協会副理事長
不動産活用ネットワーク 代表
著書:ストックビジネスの教科書(ポプラ社)
著書公式HP:http://otaketakahiro.com/book
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