『高い保険金』 インスクエア ビジネスニュース Vol.1533
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■━━━━━━[vol.1533]2018/04/06━■
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01 ┃本日のコラム『 高い保険金 』
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┃藤田幹夫(PDBマーケティング株式会社)
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PDBマーケティング藤田です。
さくらが終わって、京都は新緑の季節です。
本来なら4月から学生になるはずでしたが、
それが実現できず、方向転換を準備中です。
10月入学を目指して、確率論を学習しています。
学問の世界も、半世紀たつと新鮮です。
最新の確率論を栄養・カロリー分析、
企業評価、225オプションなどへの適用します。
状態空間モデルといった、聞きなれない
言葉も出てきます。
私にとっては新しい概念と共に、半世紀ぶり
に積分記号∫(インテグラル)と格闘です。
Xの二乗の積分は、定数にXの三乗などなど。
せっかくなので、周辺における確率論が
適用されている、ビジネス領域に
注意しています。
新しい事業領域があるかもしれない。
古くから確率論が利用されてきた
のは生命保険です。保険数理という
領域が確立し、以前は数学科卒業生の
数少ない指定就職先でした
2018年4月から死亡保険は10%程度
保険料を引き下げられています。
理由は死亡率の低下により、保険会社の
支払いに備える、積立金が減少。
これに伴い、保険料を引き下げる。
支払準備金の減額を、保険料に反映
させるということのようです。
これは当然ですが、そもそも保険料は
妥当か、ということへのコメントは
ありません。生保各社は給与が高く、
仕事が楽という定評は確立しています。
原資は契約者が払う保険金です。
3年ぶりにAu携帯の機種交換を
しました。
もう15年継続利用です。受信専用的に
使っているので、月額1300円程度でした。
3Gはネットワークも閉鎖に向かうので、
機種交換です。
最安機器の選択で3万円ほどですが、
よくわからない割引で、割賦にすると
実質ゼロになります。
「従来と同じ契約」でお願いすると、
2000円になりました。
機器の保険料300円、インターネット
380円これは、現在プレミアム割引で
負担がゼロだったようです。
新規プランでは適用が中止。
300円の保険料を考えます。
3年拘束ですから、36か月1万円支払い。
3万円の機器の保険で1万円?
すぐ解除です。
保険は大数の法則=たくさんの
結果の集積ですが、3台に1台が
壊れることはあり得ません。
個人的にも15年機器損傷はありません。
300円の根拠は示されません。
Auはプレミアム割引していて、
も実質負担はないわけです。
2月のタンザニア行きについて、
旅行保険に加入しました。
4日間で9000円ほど。
航空機と現地滞在期間です。
確率的には、航空機の死亡事故確率は
宝くじの当選確率より低いといわれて
います。類推すると2000円が妥当?
何かしら、高度な計算が行われている
ような雰囲気の中、誰かが暴利を
むさぼる構図があります。
保険の販売は、外務員からネットや
複数商品を比較する、第三者販売が
新しいビジネスとして登場し、
一定の基盤を作っています。
しかし、これは変革ではなく利権の
分配への参入かもしれません。
携帯電話は、ドコモ75百万台、
Au50百万台、ソフトバンク39百万台
合計165百万台利用されています。
もっともらしい、損傷時の保険という
言葉で、300円の収集が当然のように
行われています。
10%の実質加入としても各社7億円、
5億円、4億円の収入です。
保険の複数社販売代行も高収益で、
新規上場会社も出ています。
新しい保険を創るわけではないので、
参入障壁も高くありません。
将来への不安への対策としての
比較というサービスが評価されて
います。
利権の分け前ではなく、新たな
サービス追求が求められます。
計算の範囲を超えた、明らかに
高い保険料の商品が市場席巻です。
これに代わるサービスの提供は可能か?
現実的には難しそうです。
保険は大数の法則です。たくさんの
人が集まって少額を支払うことで
原資が確立します。
一気に数十万人、数百万の参加者を
獲得できる方策の確率が前提となります。
携帯の「対面販売」は、最も有効な
方策の一つです。
1人1人に機器損傷時のために保険に
加入しますか?と確認です。
これに代わる方策が必要です。
もっと大きなところでは、国が進める
労働保険もあります。
原資が余って助成金としてバラマキです。
総論の疑問を、個別領域の計算を行い
各論としてのビジネス可能性を追究
できるように、確率論を極めていきます。
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▼プロフィール:インスクエアメルマガ編集委員、
起業塾長
・氏名:藤田 幹夫(ふじた・みきお)66歳
・出身:香川県丸亀市
・出身高校/大学:香川県立丸亀高校/京都大学理学部
・役職:PDBマーケティング 代表取締役
京都からイノベーションを目指します。2017/5/1
・mail:fujita@p-db-m.com
・経歴:1974年 株式会社日本ビジネスコンサルタント 入社
1987年 兼(財)データベース白書編集委員2008年廃刊まで
2009年 PDBマーケティング株式会社代表就任(現在に至る)
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