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『統計学が最強!?』 インスクエア ビジネスニュース Vol.1523

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01 ┃本日のコラム『 統計学が最強!? 』
━━┃…………………………………………
  ┃藤田幹夫(PDBマーケティング株式会社)
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PDBマーケティング藤田です。
起業の検討中の方、関心がある方、

ITの技術変化で日常生活はどう変化するのか。
こういった課題の関心がある方に、私の
プロジェクトの状況をお伝えしています。

先週のメルマガは
「一般化線形モデルの学習を開始しました。」
で終えました。
今日は、その関連事項です。

新聞の書籍広告などで、最近人工知能関係
ビットコイン、ブロックチェーンなどと共に
気になっているのが、今日のタイトルとした
「統計学が最強の学問」というキャッチコピーです。

AIとブロックチェーンは完全にブームと
して定着し、大手は変革はさておき、
最新技術で変化をしているという
アリバイつくりに懸命です。
メガバンクが、ブロックチェーンで送金
サービスを準備中、という話題もあります。

ブロックチェーンを適用した、金融サービス
としてのビットコインは、国家管理の
中央銀行、その傘下の既存の銀行による
通貨管理、流通、支配を否定するものでした。

希少価値から、初期所有者のコインの
高騰を経て、流通革新よりも投機性に注目
が集まる中、既存勢力は、新技術を自らの
利権確保に転用する活動を開始しています。

日本では、フィンテックベンチャーと
言われた多くが、この枠の中に喜々として
組み込まれています。
既存勢力との連携により、経営基盤の
安定を実現しています。

AIの領域でも、大手のコールセンタが
問い合わせ履歴を機械学習させてAIで
応答させるといったニュースが相次ぎます。

これを凄いと受け止めるか、それが
どう革新につながるの?
やっぱりいつもの見せかけ?
と疑うか立場が異なります。

私の立場は、いつも後者、
「金で変革は買えない。」

表面的な技術キーワードを追いかける
のでなく、自分にとってどんな意味が
あるかを、自分の周辺の小さな事例で
具体的に確認する。
創意工夫が唯一の資本に対する対抗武器です。

統計学に戻ります。
テキストマイニング、ビックデータ、
AI具体的な適用を考えると、仮設の設定と
対象のモデル化が必要になります。
実データによる検証、モデルの修正を
繰り返すことで、新しい解につながります。

モデル化と検証は、統計学の領域でもあります。
これが最強の学問と、今言われる背景です。
同時に、これだけ本が出てくることは理解
している人が少ないことの、表れでもあります。

数学に対する苦手意識が寝強い。
ベストセラー狙いで、「数式がない統計」
を売りにする書籍もあります。

ベクトルや、積分の基本知識がないと、
統計がわかったとは言えない。
昔の記憶をたどりながら、
インテグラル=積分記号にも挑戦です。
学問の世界でも、半世紀の変化は大きく、
回帰分析の意味についても統計モデルの範疇
として定義されていました。

理解したと思いこんで、大胆に現実の現象
への適用を進めると新しい発見が
色々ありそうです。

かつて高価だった統計パッケージも
今はR(アール)の登場で、フリー化しています。
今回初めての利用ですが、統計の学習と
並行してRの習得も進めています。

AIによる判定の前段で、既存データに
対する整理と判断基準設定に有効です。

想定する適用領域は、料理画像からの栄養、
カロリー推定、
会社の倒産確率、株価推定など様々です。

モデリングの創造力を拡大するためにも、
統計モデルへの理解を深めていきます。

「時系列分析と状態空間モデル」へと進めていきます。

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▼プロフィール:インスクエアメルマガ編集委員、
 起業塾長
・氏名:藤田 幹夫(ふじた・みきお)66歳
・出身:香川県丸亀市
・出身高校/大学:香川県立丸亀高校/京都大学理学部
・役職:PDBマーケティング 代表取締役
 京都からイノベーションを目指します。2017/5/1
・mail:fujita@p-db-m.com
・経歴:1974年 株式会社日本ビジネスコンサルタント 入社
    1987年 兼(財)データベース白書編集委員2008年廃刊まで
    2009年 PDBマーケティング株式会社代表就任(現在に至る)
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