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『理論と実践』 インスクエア ビジネスニュース Vol.1558

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01 ┃本日のコラム『 理論と実践 』
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  ┃藤田幹夫(PDBマーケティング株式会社)
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PDBマーケティング藤田です。
昨年2017年5月に京都へ移って、1年が
経過しました。
もう1年という感じですが、いま行って
いること、実現を目指すことについて、
今日はコメントします。

世界との対比では、いろいろ意見もありますが、
日本では東京の持つ情報、活動力は圧倒的です。
日本中から、全ての領域に関わる人、情報
が集積しています。

ITを含む先端技術、情報ビジネスを推進
するためには、最適な場所であることは
明らかです。
私自身、緊張感をもって45年過ごしてきました。

外からの情報インプットが、多面的で膨大
ですから、流れている情報を取捨選択する
ことに精神を集中させます。

重要と判断したことに対して直接、面談確認。
ミーティングも頻繁です。
1日4回打ち合わせ、夜は前半/後半2回と
いうことも日常的です。
情報との接点の速さと、広さが他社との
差別化でもあります。

65才を過ぎて、違った道を探そう
というのが、京都転居でした。

環境を変えると、ビジネス課題も、
自ずと変化します。
ビジネス情報への接点は激減です。
従来の顧客との接点は、意識的に整理
しましたからありません。

流れ込んでくる情報を、整理する必要
がないので、時間がたっぷり生まれます。

私の課題である、データベース
コンテンツへの取り組みを改めて強化
しようとしています。
そのためには、プログラミングなど
情報処理的な要素だけでなく確率統計
といった学問領域の知見の導入があります。

今日テーマとした学問と実践、
科学と技術、理学と工学、基礎と応用、
大学と産業界など対比、対立的な
いろいろな表現があります。
アカデミズムとビジネスともいます。

違いを強調することは、お互いの
発展にとって意味がなく、相互補完で
あることは明らかです。

学問の世界が、抽象的な形で表現する
のに対して、実践の現場では具体的な
事象への適用が課題です。
その時、抽象的に表現されている
最新知見を他社より早く、深く適用する
ことができると競争優位を獲得します。

これをまず、個人のレベルで実践する
のが私の京都における課題です。
確率統計の領域では、実践のツールと
してオープンソースRがあります。

これは新しく習得し、機能させています。
まだまだ初心者ですが、AIツール
Watsonの適用、評価のためのデータ
分析に活用します。

もう一つの局となる学問。
こちらは現代風の確率論としての
体系化は1990年ごろ。
平均値、期待値の定義が射影と関数で
行われています。
抽象化が進んで難解です。

関数を知らなくても、出現数値を
たし算で合計し、回数で割れば平均値です。
既存の手順で満足するか、その定義
意味を抽象的な意味で理解しようと
追いかけるか。
新しい知見は、抽象化された領域が
先行します。

自分の課題との関係を理解するため
には、自分で解釈するのが最適です。
ということで、基礎理論にも挑戦します。
膨大なインプット処理と、全く異なります。
1990年間出版の書籍を図書館で、
時間をかけて読み込んでいます。

無理はしない。
理解スピードは気にしない。
もう少し進むと、現役研究者、教授との
コミュニケーションに進みます。

私は、たくさんの実データとの接点を
持っています。
抽象化された、学問の世界の研究を
実践に活用するヒントを見つけられる。

個人の中で学問と実践を共存、発展させ
ようとしています。
成果につながりそうな場合は、組織化を
考えます。
まずは自分の中で、学問と実践です。

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▼プロフィール:インスクエアメルマガ編集委員、
 起業塾長
・氏名:藤田 幹夫(ふじた・みきお)66歳
・出身:香川県丸亀市
・出身高校/大学:香川県立丸亀高校/京都大学理学部
・役職:PDBマーケティング 代表取締役
 京都からイノベーションを目指します。2017/5/1
・mail:fujita@p-db-m.com
・経歴:1974年 株式会社日本ビジネスコンサルタント 入社
    1987年 兼(財)データベース白書編集委員2008年廃刊まで
    2009年 PDBマーケティング株式会社代表就任(現在に至る)
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