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『日本と中国貿易関係』 インスクエア ビジネスニュース Vol.131

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■━━━━━━━━━━━━━━━━━━━[vol.131] 2012/10/30━━━━■
‥‥◇◆ 目次 ◆◇‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥
01:本日のコラム…『日本と中国貿易関係』
/ 藤田 幹夫(PDBマーケティング株式会社)

02: イベントのお知らせ…【ハラルフォーラム2012】いよいよ11月16日
開催!事前募集開始のお知らせ
                                   
03:その他のお知らせ
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01 ┃ 本日のコラム -『日本と中国貿易関係』
━━┃……………………………………………………………………………………
  ┃ /藤田 幹夫(PDBマーケティング株式会社)
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PDBマーケティング藤田です。
金曜が定例ですが、今日は番外として違った観点からコメントします。
日本経済の状況、貿易など日本経済の実力についての個人的実態分析です。
中国との関係が危うくなっている今、少し冷静に日本の経済力、貿易のおける
依存関係など、独自に資料を収集してコメントします。

たまたまですが、昨日の大竹社長も領土問題での中国関連の話題でした。
それだけ関心が高まっているということですね。

どうしてもベンチャー、起業を活動領域としていると、基幹産業の変化につい
て関心が薄れます。時々、基幹産業の国際社会における位置と、課題を自分で
確認することも大切だと思います。
大きな産業、経済の動きの中で、ベンチャーの活動領域も変化してきます。

まず、国として日本の貿易収支です。
今年9月、輸出が前年同期で10%減少し、5.3兆円、輸入は同じく前年同期比
4%の増加5.9兆円です。したがって単月で、5600億円の赤字です。
日本は貿易収支は黒字で、批判を受けていたはずです。それが変わっている!

経年で見ると、1970年から1980年にかけて何年か赤字となった年もあります
が、
80年以降2010年まで黒字が30年継続し、昨年2011年は赤字です。
輸出入金額については、2008年アメリカがサブプライムバブル崩壊に伴い、日
本との貿易は輸出入とも3割減少しています。
この時も、通年収支は黒字を維持しています。

2008年8月には貿易収支が赤字となり、産業構造の転換の必要性が指摘されま
したが、金融を中心とした、規制緩和にすり替えられ、実態はアメリカの自動
車、半導体業界の復活待ちでした。
2008年の混乱後、輸出入は増加し、収支は何とか黒字でした。

次に相手国です。これは非常に重要です。
冷静に考えると当然ですが、輸出入とも中国です。比率でもそれぞれ20%です。
2位はアメリカ、輸入は3位がオーストラリアで石炭、4位5位がサウジアラビ
ア、アラブ首長国連合の原油です。燃料の海外依存は周知です。

中国への輸出は、半導体、電子機器、自動車部品など半製品が中心です。
アメリカへはやはり自動車です。

アメリカの輸入をみます。北米自由貿易協定が26%を占めていますが、それに
次ぐのは中国18%です。2010年から9%伸びています。
日本は中国の3分の1、6%です。存在感を失っています。

国の生産力指標として、国内総生産GDPで見ると日本とアメリカは、2008年か
ら2009年は減少、2010年から回復、中国は8%以上の成長が国家維持ラインと
もいわれ、9%超の成長で推移しています。当然、日本との差は拡大中です。

また、中国の産業構造は輸出特化で、輸出額がGDPの30%となっています。こ
れは国内の生産活動が国民の生活とはかかわりがない、外貨獲得、輸出に使わ
れていることを示しています。日本では15%、アメリカは8%です。
日本から輸入した電子機器などを、中国で製品としてアメリカへ出荷する。と
いう構図があるようです。(この構図は独自見解ではなく、野口悠紀夫氏の見解)

アメリカの消費経済が冷え込むと、日本から車を中心とした輸入が減少し、中
国からの電子製品の輸入も減少する。中国は日本からの部品輸入を止める。
2008年の大幅な輸出減少は、この構造で発生したと想定されます。

以上の通り、日本、中国、アメリカは、経済活動として分離することはできな
い関係になっています。
領土、戦争責任など様々な政治課題への対応が迫られるに当たり、経済、産業
連鎖の事実を理解しての行動が双方に求められます。

日本では、特定の政治家が配慮に欠ける「強い意思」を簡潔な表現で示すこと
が多く、これに支持が集まる事実があります。
専門家としての地道な情報収集と分析に対して、「官僚の作文」と切り捨てる、
ポーズです。

総選挙を控えて、単純化された勢いのいい政策議論が噴出してきます。
国際経済連鎖の観点から、中国、日本、アメリカの関係をまとめてみました。

一方で、外からとやかく言うことではないのですが、中国の不安定さは隠ぺい
できないところに来ています。政治体制と経済の矛盾は、資本主義の表現では、
不正と利益供与として現出しています。
強い指導力と、混乱か、秩序かを迫ることで、現体制が存在しています。

今日は番外ですので、異質なテーマへのコメントでした。

本文で引用した、経済学者野口悠紀雄氏は、現在起きている未曽有の経済危機
において、個人がなすべきことは、自己投資と起業であると主張しています。
誰も自分の人生を守ってはくれない、自分の英知で人生を作る。起業です。

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▼プロフィール:インスクエア メルマガ編集委員、営業支援担当、起業塾塾長
・氏名:藤田 幹夫(ふじた・みきお)61歳
・出身:香川県丸亀市
・出身高校/大学:香川県立丸亀高校/京都大学理学部
・役職:PDBマーケティング 代表取締役
 知恵と工夫で、コンテンツアグリゲーションを追求します。
・mail:fujita@p-db-m.com
・経歴:1974年 株式会社日本ビジネスコンサルタント 入社
    1987年 兼(財)データベース白書編集委員2008年廃刊まで
    2009年 PDBマーケティング株式会社代表就任(現在に至る)
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02 ┃イベントのお知らせ
  ┃【ハラルフォーラム2012】いよいよ11月16日開催!事前募集開始
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チャイナプラスワンで急にASEANに目が向きだし「ハラル」にも注目が集
まっています。
そんな中、【日本初】のハラルに関するフォーラムが開催されます。

(社)ハラル・ジャパン協会が主催する「ハラルフォーラム2012」
東京都心で11月16日(金)午前 開催決定です。

ASEANハラル市場(インドネシア・マレーシア・シンガポール)輸出・進
出・インバウンド対策の識者が集い、日本のハラルビジネスについて意見を交
わします。
人口19億人マーケットのハラル市場(イスラム圏)に対して、日本が打つ戦略
は?
中小企業の活路は?
インバウンド対策は?
などなど、たくさんのテーマが凝縮されたハラルビジネスの入口・出口対策の
フォーラムです。

来賓にはマレーシア元首相のマハティール氏をお招きいたしました。
パネルディスカッション、基調講演とあり盛りだくさんの内容です。人数が確
定しない為会場をまだお伝えできません(東京都心を予定)、【日本初】の「ハ
ラルフォーラム2012」にご興味のある方は是非予定を開けておいてくださ
い。
※東京都心で11月16日(金)午前 開催決定です。

インスクエアメルマガ読者には事前申込登録をお受けいたします。
尚、参加人数に限りがありますので、申込み多数の場合には抽選とさせてい
ただきますのでご了承ください。(抽選の場合には協会会員申込者優先)

詳細は、今後の当メルマガ又は、(社)ハラルジャパン協会WEBにお知らせし
てまいりますので、よろしくお願いします。
⇒  http://halal.or.jp/

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03 ┃ その他のお知らせ
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  ┃ 1 インスクエア池袋 先着50社限定 特典をご用意いたしました。
  ┃ 2 バックナンバーサイト完成。
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