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『チャイナリスクとアセアンシフト』 インスクエア ビジネスニュース Vol.345

■[ インスクエア ビジネスニュース ]━━━━━━━━━━━━━━━━■

 世代を超えて起業が日本を元気にする!
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■━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━[vol.345] 2013/09/02━━━■
‥‥◇◆ 目次 ◆◇‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥

01:本日のコラム…『 チャイナリスクとアセアンシフト 』
/丑込 昇(パベルジャパン株式会社 代表取締役)

02:イベントのご案内
  マレーシア視察ツアーのお知らせ

03: その他お知らせ
1 インスクエアのアジアパートナーオフィスオープン
    ・マレーシア  クアラルンプール
    ・インドネシア ジャカルタ

2 インスクエア上野、横浜関内オープン

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01 ┃ 本日のコラム - 『 チャイナリスクとアセアンシフト 』
━━┃……………………………………………………………………………………
  ┃ /丑込 昇(パベルジャパン株式会社 代表取締役)
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皆様こんにちは。 
パベルジャパン株式会社の丑込昇です。

先週、中国人K弁護士と都内の事務所で1時間ほど打合せをしました。
Kさんは中国へ進出する日系企業を専門にサポートされており、日本へは月一
回のペースで訪れます。来日時には、企業、団体などからセミナーを依頼され
ることも多く、最近では「中国撤退のノウハウ」、「新出入国管理法への対処方
法」などの内容が多いそうです。

そういえば、「中国リスクに嫌気、中小企業“撤退”セミナー大盛況」という記
事がありました。(8月20日産経新聞)反日デモが中国国内で激化した昨年9
月以降、経済団体や自治体が同様のセミナーを相次いで開催している、と報じ
ています。

更に、JETROが発表した「世界貿易投資報告」によると、今年上期(1~
6月)の日本企業の対外直接投資額は、ASEAN向けが55.4%増(前年
比)で過去最高を記録し、対中国向けの2倍となったそうです。(中国向け直接
投資は31.1%減)
参考までに、同じ時期の日本の対外直接投資の1位はインドネシア。2位はベ
トナムです。

このように、日系企業の「脱中国」と「アセアンシフト」は鮮明になりました。

一方で、8月23日の日経朝刊では、中国に進出している日系企業の中で、売
上高が「尖閣国有化」以前に比べ回復、あるいは上回った企業は約6割に上る
と報じています。(回復:41.9%、上回った:18.6%)
更に、今後の販売拠点としての重要性については、8割に上る企業が、その重
要性に変わりはないとしています。
(事業展開に変更はない:59.2%、事業拡大を検討:25.6%、事業拡
大を進めている:3.2%)
さて、この結果について皆さんはどう感じたでしょうか。「中国リスク」という
割には、意外に売上も回復してきている、と感じた方も多かったのではないで
しょうか。

そこで、このアンケートに答えた企業に注目しましたが、「有力製造業・サービ
ス業129社」となっていて、リストを見ると、上場企業或いはグローバル展開
を行う大企業ばかりです。
これは、あくまでアンケートですから、大企業にみられる特有の事情(ここで
は触れませんが)も働いていると推測することもできますし、少なくとも、中
小企業を含めた実態を反映してはいません。

当社が関係する事例で、この1,2年で着実に増えたものは、日系企業の事業
縮小・撤退に伴う工場設備機器の売却・処分です。
簡単にスクラップにするのではなく、中古設備として販売先を探すのですが、
中国内のローカル企業や外資企業だけではなく、ASEAN諸国からも多くの
引き合いがあります。
このような事例は、大企業、中小企業の区別なく確実に増えていますので、中
国における日系製造業の実態を浮き彫りにしているのではないでしょうか。

さて、中国事業の縮小、移転・撤退においては、法的手続きも非常に煩雑で非
常に時間がかかります。更に大きな問題は、従業員対策です。
会社が従業員との労働契約を解除するときに「経済補償金」を支払う必要があ
ります。これは退職金に相当するものですが、規定に基づく退職金を払えばそ
れで一件落着とは限りません。次の就職先が見つからない、などさまざまな理
由をつけて金額の上乗せを要求する従業員も多く、労働争議に発展することも
あります。
今年7月に倒産した中堅部品メーカー(日本)の例は、まさにこの事例に当て
はまります。この企業は、中国華東地域にある自社工場で現地従業員との労働
争議が発生し、その後急激に資金繰りが悪化したそうです。なんと、従業員が
結託して機械設備を勝手に売却し、また工場の一部を破壊したということです。

このような事例を聞くと「やはり中国は危ない」「アセアンシフトを急げ」とな
る向きも多いかもしれませんが、同様の事態は、程度の差こそあれどの国にお
いても起こり得る事だと思います。

アセアン諸国における従業員の解雇について言えば、比較的容易なシンガポー
ルと、日本の解雇法制と大きな差がないといわれるタイ・マレーシア以外では、
さまざまな制約があります。裁判制度が未整備なため、最終的に金銭での解決
を余儀なくされる例も多いと聞きます。
以前に増して権利意識に目覚めた従業員達が、予想もしない行動を起こすこと
も考えられ、如何に対応するかが大きなポイントとなります。

さて、当然のことですが、今「チャイナリスク」として挙げられている様々な
要因は、プラスワン諸国へ進出することで回避されるわけではありません。
進出先を決定するにあたり、カントリーリスクを十分に考慮しながら、自社の
事業可能性を十分に検討することが重要です。

9月11日(水)のセミナーでは、株式会社グロップによるベトナム、マレーシ
アでの事業展開のご紹介や、株式会社インドネシア総合研究所によるインドネ
シア実体経済の講演を行います。
アセアンビジネス展開の一助となればと考えていますので、ご興味をお持ちの
方は是非お越しください。

「中国プラスワンとしてのASEANビジネスの可能性・インドネシア・マレーシ
ア・ベトナムに見るビジネスモデル」(無料)

http://www.indonesiasoken.com/cms/seminar/609.html

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▼プロフィール:
パベルジャパン株式会社(PABEL JAPAN Inc.)代表取締役
丑込 昇(うしごめのぼる)52歳

1999年パベルジャパン有限会社、PABEL北京(北京派百楽諮詢有限公司)設立
2001年PABEL上海(亜信派百楽諮詢有限公司)設立
2003年中国無錫市恵山区洛社招商部日本代表
(日本企業向け誘致説明会、現法設立・融資業務を担当)
2011年株式会社アジアインフォネット(富士通ベンチャー企業)企画営業部長
2012年パベルジャパン株式会社代表取締役就任

http://pabeljp.com/

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02 ┃イベントのお知らせ
  ┃1 マレーシア研修ツアーのお知らせ
━━┃…………………………………………………………………………………
  ┃ インスクエア特典あり
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メイドインジャパンの戦略に新たな武器ハラル対応というのが話題になってい
ます。インスクエアも設立から支援しているハラル啓蒙に関してはハラルジャ
パン協会は地方自治体はじめあらゆる機関から引っ張りだこです。
そんな協会か一押しの視察ツアーの案内です。

10月開催のマレーシア最大のハラル製品展示会HALFESTです。
1年に一回なので、この機会は貴重です。

昨年のHALFESTの模様はコチラ。

http://halal.or.jp/report/re_004.php

ツアー内容の詳細はコチラ

http://halal.or.jp/event/tour/

HalfestはHDC(ハラール産業開発公社)主催、JAKIM(ハラール認証
機関)
が協力しているマレーシア国内市場向けのハラール展示会で、出店社は
マレーシア国内企業がメインとなります。
800社以上という非常に大規模な展示会であり、物凄い数のハラール商品が展
示されます。

マレーシアのハラール製品の実態を知るためにはこの展示会はもっとも
効率的で最新情報が得られると思います。

ちなみに、
昨年の製品群では、マレーシアのブームも反映してか健康食品が目立ちました
が、
基本的はあらゆる日常製品が並びます。
大きく4カ所の会場に分かれるのですが、製品ではなく原材料のブースや
OEMのブースなどもあります。

興味深かったのは、日本製品に対してどのようなイメージを持っている
か、出店者から直接話が聞けました。(英語です。汗)
日本製品に似せた製品パッケージからも日本製は信頼度が高いということ
でした。

OEM生産を考えている日本企業にとっては、その場でOEMの話が
出来る企業も製品を出品しています。

★イスラム市場を目指す日本製品メーカーにとってはこの展示会は必見だと
思います。★

次の開催は、また1年先になってしまいますのでこの機会を活用されては
如何でしょう。

そしてさらに・・・当協会の企画ですので。

ハラールの市場視察も盛りだくさんの企画を作りました。
日本製品でイスラム市場を目指すための参考になる現場をセット。
1 生産現場見学
2 国が管轄するハラル・トレーニングプログラム視察
3 大型ショッピングセンター視察
4 進出する場合の注意点ミニ講座受講 ※進出支援実績では有数の法律事務

■■ 訪問先(予定) ■■
◆ 工場視察
マレーシア現地資本のハラル適応の食品工場を視察します。

◆ハラル産業開発公社(HDC)
マレーシアのハラル産業の振興を目的として設立された、民間団体を訪問しま
す。
ハラル用工業団地の開発やハラル・トレーニングプログラムなど、ハラルに
関する様々な取り組みを行っています。

◆ Halal Fiesta Malaysia (HALFEST)
年に一度行われるマレーシアで売られるハラル製品の見本市を視察します

◆ワンウタマショッピングセンター
日本資本のAEONが入る大型ショッピングモール。
日本ブランドの商品がどのように売られているのか観ることができます。

◆モスク視察
マレーシア国教のイスラム教寺院を見学します。
(上記行先は状況により一部変更になる場合がございます。)

■■マレーシア視察ツアー概要■■
ツアー内容の詳細はコチラ

http://halal.or.jp/event/tour/

日にち:2013年10月2日(水)~10月6日(日)
場 所:クアラルンプール(KL)/ マレーシア
金 額:169,000円(1室2名利用、空港諸税・燃油サーチャージ別)
含まれないもの:燃油サーチャージ、空港使用税、一人部屋追加料
宿泊ホテル:Prince Hotel Kuala Lumpurへ変更(価格はツイン)※1人にグレ
ードアップ可
航空会社:マレーシア航空又は日本航
最低施行人数:10名
定員人数:15名
(主催) 株式会社エイチ・アイ・エス
(企画) 一般社団法人ハラル・ジャパン協会

ツアー内容の詳細はコチラ

http://halal.or.jp/event/tour/

お問い合わせ:ハラル・ジャパン協会 視察ツアー担当
03-4540-7564
★ インスクエア会員は5000円OFF特典

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03 ┃ その他のお知らせ
━━┃……………………………………………………………………………………
  ┃ 1. アジアパートナーオフィスオープン
  ┃ 2. インスクエア上野、横浜関内オープンのお知らせ
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≪お知らせ1≫
インスクエアのアジア進出支援の一環としてマレーシアとインドネシアに
インンスクエアのパートナーオフィスがスタートしました。
利用料金も特典ありますが。

ちょっと出張した際には、現地の利用者と同等価格にて
一日利用といった柔軟な利用形態が提供できます。

どちらのオフィスも日本語対応が可能ですのでご安心ください

ご利用にあたっては事前にインスクエア事務局までお問い合わせください。

詳しくはコチラ

http://in-sq.com/asia/index.html

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≪お知らせ2≫
横浜エリア初の『インスクエア横浜関内』が11月1日にオープンしました。
そして
第3弾 インスクエア上野が12月1日にオープン。

この二つの施設には初の試み盛りだくさん
いままでのレンタルオフィスの感覚を覆すコストパフォーマンスです。

ワンランク上の大人のデザインなのに超格安
  横浜関内 http://in-sq.com/kannai/index.html
  上野  http://in-sq.com/ueno/index.html

窓面が多い大型施設 抜群の明るさ

低価格ハイグレードのコストパフォーマンス

W1400の大型デスクでゆったり執務

※ただ今オープンキャンペーンを実施しています。【無料特典】多数あります

この機会に是非見学にお越しください
お問い合わせは、03-6868-4344 まで。

★インスクエア 関連WEBサイト★
【インスクエア池袋公式サイト】
 http://in-sq.com/index.html
【オフィス探しのポ-タルサイト】
 http://www.at-office.co.jp/
【レンタル会議室探すならアットビジネスセンター】
 http://abc-kaigishitsu.com/
【インスクエア公式サポーター 営業支援担当(株)東京事務所】
 http://www.tokyojimusyo.com/
【ビジネスコンテンツアグリゲーション(株)PDBマーケティング】
 http://www.p-db-m.com/
【インスクエア公式サポーター IT担当(株)CNETメディアサービス】
 http://www.cnet-media.co.jp/
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