バーチャルオフィスのinsquare|TOP > インスクエアメルマガ バックナンバー


TOP >> ;『オープンデータ』 インスクエア ビジネスニュース Vol.944

『オープンデータ』 インスクエア ビジネスニュース Vol.944

■[ インスクエア ビジネスニュース ]━━━━━━━━━━━━━━■

 世代を超えて起業が日本を元気にする!
 エイジレスな起業支援のインスクエアが送る【 最新!ビジネス情報 】
 http://in-sq.com
■━━━━━━━━━━━━━━━━━━━[vol.944]2016/01/15]━━■

━━┳━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
01 ┃ 本日のコラム -『 オープンデータ 』
━━┃………………………………………………………………………………
  ┃ / 藤田 幹夫(PDBマーケティング株式会社)
━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
PDBマーケティング藤田です。
毎週金曜は、30万社個別HP情報の市場開拓を、準リアルタイムで記述し
ています。2016年も私の記録と皆様への情報提供を目的として継続します。
今日のテーマは、1月17日(日)締め切りの、「LOD Challenge2015」へ
のエントリーについてです。

LOD:Linked Open Dataは、オープンデータという言葉から想像する通り、
データの公開と、リンク=つながりを意味しています。
データの取得に係る時間を短縮して、創造的な活動に限られた時間を投入
したいという、科学技術の研究者ニーズから生まれたようです。

過去の研究成果の上に、新たな研究を重ねていくことで、科学の発展があ
りますから、ごく自然、素朴な気持ちです。
現実的には、研究活動自身が個別研究者の意志と創意によるのでなく、大
規模化、組織化することで、研究にも膨大な投資が必要となっています。

簡単に過去の成果を共有とはいきません。タダ乗りして成果を簒奪する勢
力も登場します。権利が保護されないと、研究投資も停滞してしまします。
特許、著作権など権利保護の動きも強化されてきています。

人類の共有財産として自由な参照、流通によりさらなる深化発展を促す、
オープン化と先行者の権利保護の仕組みが併存します。
議論としては尽きないのですが、課題は「世界の解釈ではなく変革」です。
ビジネスコンテンツ市場開拓という目的のために、様々な動きを活用しま
す。

日本ではオープンデータは官主導です。
自治体を含む行政が継続的に調査、蓄積した膨大なデータがあります。
当然ですが、その原資は税金です。
行政関係者に利用を限定しないで、広くオープン化するという趣旨です。

平成24年7月に内閣官房IT総合戦略本部が「電子行政オープンデータ戦
略」を策定し、平成25年6月に「電子行政オープンデータ推進のための
ロードマップ」を定めた。政府は各府省のホームページのオープンデータ
化のために政府標準利用規約を定めた。自治体では鯖江市が2012年1月
に初めてオープンデータを提供した。(以上ウィキペディア)

これらのデータが、誰のニーズに合致しているかは不明です。
せっかく公開したのだから、こんな使い方ができた。こんなに有効だった。
という声を求めています。
「LOD Challenge2015」もこの活動の一環です。
ビジネスコンテンツへの関心は、おそらくありません。

こうした官主導企画には、IBM,マイクロソフト、富士通といった大手ベン
ダーが協賛します。
現時点コンテンツへの関心が高くない中、データ=コンテンツがテーマと
なる場面には、ビジネスコンテンツを抱えて参入することは必要と考えて
います。

昨年末から年始にかけて準備してきました。
エントリーテーマの整理段階です。
オープンデータは無償前提ではありませんが、固有ベンダーやアプリに依
存しないという理念です。
理念の美しさは、現場の効率向上を約束しない。

Word/Excelなしで、だれでも使える環境で稼働するアプリを想定してい
ます。様々な異論があってこそ、変化を促すと勝手に解釈です。
私のテーマは「Office365からのオープンデータ利用」です。
サブタイトル:API活用で、検索窓はもういらない。

Word文書を作成、参照しているとき会社名が出てきて、調べたいと思うと
反転、参照です。
今回のオープンデータとして掲載する、消費者センタ、特許、EDINET、研
究助成金実績などのサイトから関係情報のインデックスを提供します。

オープンデータには個別データは限定されるので、法人電話帳、HPニュー
スのAPI参照を追加して補完します。
データソースダウンロード基本のオープン化の担保もありますが、変化が
激しいコンテンツでは現実的ではありません。
コンテンツは変化します。

行政の統計データは年次更新が前提です。
センサスは5年間隔です。
日々更新、追加されるビジネスデータと異なります。
APIの重要性も訴求します。Bluemixです。

実際のエントリーアプリの開発課題です。
テーマを実現するためには、Webでのアプリ作成が必要です。
個別機能APIは準備していますが、応募アプリとしての編集は必須です。
実現するのは、コード作成が必須です。

Bluemixの環境で進めてきた課題です。
このステップを今回、自分でやります。
サンプルコードを選択、参照しながらWord/Excelに依存しないWebサイ
トからの単機能参照画面を作ります。

基幹業務ではないので、仕様は緩やかです。
うまくいかないと、すぐ別の方式を考えて代替します。
デモンストレーションですから、コスト最小で作りながら訴求点も変更し
ていきます。

締め切りまで、あと3日、締め切り時間を気にしながら進行です。
2016年はLOD Challenge2015で始まりました。

—————————————————————
▼プロフィール:インスクエアメルマガ編集委員、営業支援担当、起業塾塾長
・氏名:藤田 幹夫(ふじた・みきお)64歳
・出身:香川県丸亀市
・出身高校/大学:香川県立丸亀高校/京都大学理学部
・役職:PDBマーケティング 代表取締役
 知恵と工夫で、コンテンツアグリゲーションを追求します。
・mail:fujita@p-db-m.com
・経歴:1974年 株式会社日本ビジネスコンサルタント 入社
    1987年 兼(財)データベース白書編集委員2008年廃刊まで
    2009年 PDBマーケティング株式会社代表就任(現在に至る)
—————————————————————

関連記事

« 6月 2024 5月 1 2 3 4 5 6 7 8 9 10 11 12 13 14 15 16 17 18 19 20 21 22 23 24 25 26 27 28 29 30 31