バーチャルオフィスのinsquare|TOP > インスクエアメルマガ バックナンバー


TOP >> ;『ストックホルム出張記』 インスクエア ビジネスニュース Vol.814

『ストックホルム出張記』 インスクエア ビジネスニュース Vol.814

■[ インスクエア ビジネスニュース ]━━━━━━━━━━━━━━━━■

 世代を超えて起業が日本を元気にする!
 エイジレスな起業支援のインスクエアが送る【 最新!ビジネス情報 】
 http://in-sq.com
■━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━[vol.814] 2015/07/03━━■

================================================================
‥‥◇◆ 目次 ◆◇‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥

01:本日のコラム … 「ストックホルム出張記」
/ 松澤 和重 (株式会社CNETメディアサービス)

1:【新店】インスクエア プライズ渋谷オープンのお知らせ

2:イベント報告:【第1回パワーランチミーティングin関内】

【新企画】
ちょっと一服散歩 http://www.in-sq.com/ueno/walk/

━━┳━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
01 ┃ 本日のコラム - 『 ストックホルム出張記 』
━━┃………………………………………………………………………
  ┃ /松澤 和重 (株式会社CNETメディアサービス)
━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
こんにちは。
ITサポーターの松澤です。

6/24~6/29までスウェーデンのストックホルムに行ってきました。
2回に分けてこの件について書きたいと思います。

本来書きたいことは情報を整理しないと書けない内容なので、今日はどちらか
というと紀行文です。

ストックホルム行きの目的は、ITコンサルを契約していただいている顧客が
ストックホルムで開催するカンファレンスの会場のITのサポートです。その
会社の関係する学会の国際会議が場所を変えて年1回開かれるのですが、それ
が今年はストックホルムだったということです。

その会議に合わせて、その会社も普段会えないパートナーや顧客と現地でカン
ファレンスをするのだそうです。そのカンファレンスも、現地と日本とアメリ
カ3拠点を電話とウェブ会議で接続して行うものです。と言っても、参加者は
全部で15名くらいのものですが。

この件についてサポートは以前からしていましたが、間近になってもいろいろ
と尋ねてくるので、「私も行きましょうか」ということになった次第です。

使うものはパソコン、電話と会議用スピーカーマイク、ウェブ会議システム、
プロジェクターとそれほど特殊なものはありませんが、専門家でもない人がい
きなり、しかも不慣れな海外でそれを使えと言われても不安になるのは理解で
きます。私が行くと言って本当に気が楽になったとおっしゃっていました。

しかし、渡航の費用は出せないというので、自己負担としました(しかしホテ
ル代が高い!)。個人的にはヨーロッパは行ったことがなく、ぜひ近いうちに行
きたいと思っていたので、自己負担でも行く価値はあるなと思い決断しました。

行きはスイス航空チューリッヒ乗り継ぎ、帰りはオーストリア航空ウィーン乗
り継ぎです。行きの乗り継ぎ時間はなんと40分、そして帰りの乗り継ぎ時間
は18時間です。どちらも敬遠される時間設定ですが、今思えば、行きは早く、
帰りはゆっくりと、なかなかよい選択だったと思います。

行きの40分乗り継ぎは大丈夫だろうか、とやや心配ではありましたが、スイ
ス航空の本拠地で同じスイス航空同士の乗り継ぎですから十分可能な時間設定
をしているはずと信じて、飛行機を降りて一目散にレッツゴーです。

結果、所要時間は25分ほどでした。しかし、事前に調べてシミュレーション
していなかったらどうなったことか。ターミナルを結ぶトレインが突然目の前
に出現したら「えっ」となったと思います。

ストックホルムの空港から中心地までは約20分間隔で運行されるノンストッ
プの電車で移動です。乗車時間は15分くらいです。タクシーにしようと思っ
たのですが、客引きがうるさそうだったので電車にしました。

海外で、一人で鉄道に乗るのは初めての経験です。この電車は社内に速度計が
付いているのですが、驚くことになんと200キロ以上出ているではないです
か。今時電車で200キロは日本でなくとも当たり前なのだなぁと実感しまし
た。新幹線の凄いところはやはりあの過密ダイヤ運行にあるなと思います。

ストックホルム市内は、北欧に行ったことがある方ならお分かりだと思います
が、典型的な北欧の街並みです。気候が一番いい時で、朝は12度、日中は2
2度くらいと、本当に過ごしやすい気候でした。また、一番日が長い時なので、
白夜にはなりませんが、真夜中でも薄明るい貴重な経験をしました。

本題のカンファレンスはというと、特殊な設備はありませんが、それだけのも
のを一発勝負で使わなければなりませんから、電話会議の設定手順、ウェブ会
議の設定手順などはホテルの部屋で事前に何度か確認しました。

PCも自分で2台持ち込み、ホテルで仮想ウェブ会議をして動作を確認するな
ど、結構必死に準備です。通信はホテルのWiFiがありますが、予備でモバ
イルのWiFiを2つ用意しました。この辺りは次回に詳しく書きたいと思い
ます。

最後に、カンファレンス前日にウェブ会議の操作方法をレクチャーして準備完
了です。そして、これら準備の甲斐もあって、無事カンファレンスは終えるこ
とができました。

お客様には、「松澤さんがいなかったらできませんでしたよ」というお言葉をい
ただきました。お世辞でも嬉しいものです。

さて観光と行きたいところですが、数日前から会社のPBXが不調になってし
まい、復旧作業をする羽目になってしまいました。日本では真夜中にリモート
でストックホルムからPBXの再構築です。

ついてないなぁと思いながらも、やることは明快なので楽しいことでもありま
した。やっぱりインターネットはすごい発明だなと実感です。

PBXの修復も終わり、あとは観光です。と言っても、ストックホルムの街は
小さいので、2時間もあれば十分観光できます。到着してからもちょくちょく
出歩いてはいたので、それも合わせれば十分観光できました。

しかし、ペットボトルの水が500円するのはビックリしました。水に限らず、
とにかく物価が高い。日本は物価が高いと思っていましたが、ヨーロッパに比
べると物価は日本の方が全然安いなと感じました。素人ながらに、これは人口
密度の差ではないかと思いました。パイが大きいと物も安くできると。とにか
く日本のように人がいませんから。

帰りはウィーンで一泊です。乗り継ぎで空港外に出るのも初めての経験です。
へたに外に出て、戻れなくなることはないだろうかとドキドキしながらのウィ
ーン観光です。空港と市内はやはりノンストップの電車で16分です。もちろ
ん、ウィーンでの通信状況チェックは忘れません。

ウィーンは文句なくよかったです。ストックホルムも新鮮でしたが、ウィーン
の文化性や芸術性には圧倒されました。日本もあのくらい歴史や文化を大切に
したらいいのにとも思いますが、価値観の違いもあります。やはり日本はアジ
アの一員です。ウィーンに一泊した価値はありました。

最後は我慢の10時間フライトで月曜日の朝成田に到着でした。純粋なフライ
ト時間だけで行きは15時間、帰りは13時間。行きのフライトの時間は英語
の学習に使いました。ネットが使えないので、すごく集中できました。

今回の出張は、もう一つ大きな目的がありましたが、その達成度は10%くら
いです。そのカンファレンスで、誰もが知っている有名な方とお会いできるこ
とを楽しみしていましたのですが、その方は私が担当したカンファレンスには
出席しなかったので、お会いすることができませんでした。

同じホテルに宿泊していたので、最終日の朝食のレストランでお見かけしまし
たが、奥様同伴で、記念写真のリクエストは嫌がるのでやめた方がいいという
周囲の意見もあって、遠くから拝見するだけとなりました。だから10%の成
果です。

日本に居ても同じですが、何をやるにも準備が重要だということを、改めて認
識する出張でした。

・事前の情報収集、
・予行演習(テスト、リハーサル、シミュレーション)
・普段からの備え

特に普段からの備えは1日ではできません。本番は2時間ですが、そのために
その何倍もの時間をかける。スポーツ競技は特にそうですが、ビジネスも同じ
ですね。今回の出張をぜひ今後の事業の拡大につなげたいものです。

次回は海外の通信事情について書きたいと思います。

——————————————————————-
▼プロフィール:
・インスクエア公式サポーター IT担当
・氏名:松澤 和重(まつざわ かずしげ)
 http://www.cnet-media.co.jp/contact
・所属:(株)CNETメディアサービス 代表取締役
 http://www.cnet-media.co.jp
——————————————————————-

関連記事

« 6月 2024 5月 1 2 3 4 5 6 7 8 9 10 11 12 13 14 15 16 17 18 19 20 21 22 23 24 25 26 27 28 29 30 31