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『ストックビジネスの教科書を実践!』 インスクエア ビジネスニュース Vol.899

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■━━━━━━━━━━━━━━━━━━━[vol.899] 2015/10/30━━■

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01 ┃ 本日のコラム -『ストックビジネスの教科書を実践!』
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  ┃ / 藤田 幹夫(PDBマーケティング株式会社)
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PDBマーケティング藤田です。
毎週金曜は、30万社個別HP情報の市場開拓を、準リアルタイムで記述してい
ます。
本メルマガ編集長大竹が「ストックビジネスの教科書」(ポプラ社)を出版し、
アマゾンから今週届きました。

この教科書に記された内容を、私のビジネス「会社INDeX」へ適用・実践しま
した。その結果についてのコメントです。
市場創出型ベンチャーは、勝手な思い込みで動いています。私もそうです。
一瞬、立ち止まって、活動方針をチェックすることが有効です。

今回の教科書は、そのきっかけとして活用します。
会社INDeXは、継続的な収益と事業そのものの売却が可能という、『教科書』
が定義する、ストックビジネスの要件を満たしています。

成功させるための商品デザイン=サービスモデル確立には、「需要超過」の領
域選定と、既存モデルの「リノベーション=定義の変更」が鍵を握る。とあり
ます。
私のコンテンツは、残念ながら「今の需要」対応ではありません。
「需要超過」状況がいつかくると信じて進みます。

リノベーション検討シートが提供されているので、課題を記述します。
いつも考えていることですが、様式が異なることで視点の転換があります。
サービス告知を目的に様々なアプローチを行っていますが、やはり、一気に需
要創出できるパートナーはマイクロソフトです。

「Office365をコンテンツ一体商品に」というサービスコンセプトを作ります。
作成したリノベーションシートは、こちらから参照ください。

http://www.p-db-m.com/wp/wp-content/uploads/2015/10/renovation_office365.pdf

コンセプト確認ができると、継続的に安定して利益を上げる仕組み「収益ユニ
ット」です。一般的に言う利益計画です。
すべての基本が累積です。小さくても収益が積み重なって行くことが前提です。

ここでは、シュミレータとしてExcelシートが提供されます。
1単位の収益、毎月の受注増加数、解約率など変数はシンプルです。
画期的な広告宣伝で、半年後売上5倍という想定はありません。
毎月地道に5件、10件と顧客を増やすと、3年後、5年後にびっくりするよう
な利益になることを示します。

私も、現在のサービスを個人版1000円/月、法人版1万円/月で毎月100人も
しくは10社増加で設定すると、3年後に2000万円、5年後に3000万円の利
益になることが推計されます。すごい。
いやいや、毎月確実に顧客を増やすことができないと、ただの数字です。

個人版、法人版を作成したのは活動計画検討のためです。
市場開拓型は現時点では「需要超過」でないことが大きな壁です。
B2B営業職従事者は314万人と推定されています。
5年後、3000万円の収益を得られる顧客数は3300人ですから0.1%ですが、
100名ずつの増加の実現策が思いつきません。

法人版では5年後の顧客数は400社です。
情報収集済の会社、30万社を母数としてもやはり0.1%です。
どちらの0.1%の獲得がより早く実現するか?
告知を含めて活動イメージ、投下コストの制約、戦略オプションの多様性、個
人的な経験領域を考慮すると、個人ではなくて法人優先です。

2つのシュミレータ結果は以下にあります。

http://www.p-db-m.com/wp/wp-content/uploads/2015/10/simulator_C.pdf

http://www.p-db-m.com/wp/wp-content/uploads/2015/10/simulator_P.pdf

課題は明確です。毎月10万円の収益を増加させていくことです。
これをどうやって実現するか、その方策は?

10社10万円と唱えて収益蓄積を考えます。
本書に記載していない、収益モデルもあります。広告モデルです。
私も成功体験がないのですが、広告モデル活用は必須です。

Google,Yahooなどインターネットの中心は、広告収入です。広告主は規模を
問わずADWordsと契約すると、麻薬のようにやめることができません。
毎月2万円から30万円の支払いが固定化しています。
そうです、Googleはストックビジネスです。

独自コンテンツは媒体、メディアとなり、情報利用者からの利用料でなく、広
告料を獲得する事もできます。
毎月10社10万円は、利用料でも広告でもいいのです。
教科書の実践はここまでです。
あとは、ひたすら創意工夫です。来週はマイクロソフトとのミーティングもあ
ります。

最後に書籍の推薦コメントです。
当初から、ベストセラーを狙ったチーム企画であることがよくわかります。
その狙い通り、ランキング1位獲得です。
一方で、コンテンツは完全に大竹氏の経験に裏付けられて自信に満ちています。
経験していないことは書かないということで、広告モデルは対象になっていま
せん。「すべての情報」を求めると果てしなく雑音が入ります。
起業の教科書として適切だと思います。

コンサルタントとしての経験を基にした、私の知人の著作『3年後を確実にす
る起業の「正解」』(田中英司著、技術評論社)との併読を推奨します。
こちらは、起業一歩目から資金繰りまで社長のToDoを整理します。

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▼プロフィール:インスクエアメルマガ編集委員、営業支援担当、起業塾塾長
・氏名:藤田 幹夫(ふじた・みきお)64歳
・出身:香川県丸亀市
・出身高校/大学:香川県立丸亀高校/京都大学理学部
・役職:PDBマーケティング 代表取締役
 知恵と工夫で、コンテンツアグリゲーションを追求します。
・mail:fujita@p-db-m.com
・経歴:1974年 株式会社日本ビジネスコンサルタント 入社
    1987年 兼(財)データベース白書編集委員2008年廃刊まで
    2009年 PDBマーケティング株式会社代表就任(現在に至る)
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