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『インスクエアの4年!』 インスクエア ビジネスニュース Vol.953

■[ インスクエア ビジネスニュース ]━━━━━━━━━━━━━━■

 世代を超えて起業が日本を元気にする!
 エイジレスな起業支援のインスクエアが送る【 最新!ビジネス情報 】
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■━━━━━━━━━━━━━━━━━━━[vol.953]2016/01/29]━━■

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01 ┃ 本日のコラム -『 インスクエアの4年! 』
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  ┃ / 藤田 幹夫(PDBマーケティング株式会社)
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PDBマーケティング藤田です。
毎週金曜は、30万社個別HP情報の市場開拓を、準リアルタイムで記述し
ています。

ビジネスコンテンツ市場開拓拠点として、インスクエア池袋で活動を開始
してちょうど、4年が経過しました。
昨日は、インスクエア入居企業の交流を目的とした、新年会が池袋駅前ア
ットオフィスで開催されました。

会場内に準備された、設立時の映像など見ましたが、周辺は大きな変化で
す。今の、高層マンション併設の豊島区役所は基礎地盤工事中、2012年2
月1日2人用の専用スペースを「東京事務所」(現在ハラル・ジャパン協
会)佐久間さんと隣組で選択しました。

4年でこの地域は大きく変化、新区役所への人の動きを見込んだ店舗も増
えています。
インスクエアも1年でほぼ満室、当初予定を超えるスピードです。
私のコンテンツ市場開拓は?

当初から、デジタルの特徴=複製コストがゼロ、劣化がないことを生かし
たビジネスモデルの追求です。
iPhoneアプリとしてGoogle Mapとの連携、ニュースリリース配信結果の
蓄積サービス、企業間取引関連ベンダーへのOEM,検索サイトの提供、ター
ゲットリスト販売、テレアポ連携システム提供、などなど。

利用者が増えても、対応する人は増やさない仕組みにこだわりました。
サービス提供サーバーは負荷増加に対応して増設するが、受付、認証、デ
ータ提供、請求の工程に、人の介在はありません。
利用者が1人でも100人でも、10万人でも同じです。

実態は、個別にマニュアルでやったほうが早いのですが、ここは妥協しな
いで小さな仕組みを組み合わせての運用です。
決済システムも、個別請求書ではなく、自動的に進行するクレジットカー
ド決済を標準としました。
簡易カードリーダ利用のPaypal Hereも発表された時点ですぐ登録しまし
た。先日Paypal Hereはサービス停止になりました。

業務提携も積極的にアプローチしてきました。
最初の相手は新しいサービスを指向するベンチャーでした。
市場が確立しつつあった、SFA/CRMへの連携、データアダプタの提供を追
求しました。

テレアポ市場も拡大しており、ターゲットとして伝統的な電話帳の代替提
案からテレアポシステムをバンドルするサービスも構築しました。

サービスの告知はGoogle Adwordsを使って、「企業情報」「会社リスト」
「新規開拓」といったキーワードに、告知ページをリンクする方式です。
現在も継続していますが、200名/月の新規訪問者獲得です。
これを無料体験版に誘導し、効果を確認して有料サービスへ登録する。
このサイクルは現時点ではうまくいきません。相手がある話です。

クラウドソーシング=細切れのアウトソーシングサービスが本格化したの
で、サービス開発をAPIの組み合わせにより実現する方式へと変化させま
した。
データベースアクセスなど、一定のコンピュータソフト技術が要求される
部分を、その領域の専門技術者にAPIとしての開発を委託、出来上がった
APIを組み合わせて新しいサービスを作る方式へ転換です。

新しいテクノロジー導入には今はほんの少しの資金、強い意志、新しい環
境習熟のための絶対時間の投入が必要です。
一般的に、新技術転換は総論では異論がなくても、今までと違うことへの
抵抗があります。規模が大きな企業の弱点です。

これは、個人企業の優位性です。思い立ったとき、自分でやります。
幸い、30万社HP情報については一定のOEM顧客がこの3年間で獲得で
き、営業リストに特化した販売代理店が活動を開始し、ストックにはなら
ないのですが、単発の積み上げで、一定の売り上げが上がっています。
毎月のコスト回収への時間投下は縮小です。

昨年後半からはIBMクラウドBluemix,マイクロソフトOffice365アドイ
ンに集中です。

インスクエアの4年間、月次収支の綱渡りのようなやりくりを経過し、サ
ービス企画から提供、再度の企画を繰り返してきました。
残念ですが、成功経験がないままの時間です。

くじけない、あきらめない、世の中がいつか良質なビジネスコンテンツを
評価するときが来る。その時を待つのではなく、自分で作る。
今ITの世界も変わります。

ハードからソフトへの転換後、今は広告モデルのサービスが主流です。
ハードの雄IBM、ソフトの代表マイクロソフトそれぞれが、ハードを捨て、
ソフトの無料化に踏み込んでいます。
この先は、コンテンツ提供です。(勝手な憶測です)

この潮流変化を先取りして、コンテンツAPI、参照サービスを準備して待
ちます。このポジションを作るのに4年かかったこととなります。

自力を含めてベンチャー企業との連携で市場開拓を追求したのですが、こ
れはテーマが重すぎた。

もっと大きな力がないと、コンテンツへの転換はできないと判断しました。
インスクエアでの4年を経過し、自分か決めた、ビジネス定年まであと1
7か月。
IBM,マイクロソフトとの連携で、コンテンツ市場開拓です。

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▼プロフィール:インスクエアメルマガ編集委員、営業支援担当、起業塾塾長
・氏名:藤田 幹夫(ふじた・みきお)64歳
・出身:香川県丸亀市
・出身高校/大学:香川県立丸亀高校/京都大学理学部
・役職:PDBマーケティング 代表取締役
 知恵と工夫で、コンテンツアグリゲーションを追求します。
・mail:fujita@p-db-m.com
・経歴:1974年 株式会社日本ビジネスコンサルタント 入社
    1987年 兼(財)データベース白書編集委員2008年廃刊まで
    2009年 PDBマーケティング株式会社代表就任(現在に至る)
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