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『データマネジメント2016』 インスクエア ビジネスニュース Vol.981

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■━━━━━━━━━━━━━━━━━━━[vol.981]2016/03/11]━━■

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01 ┃ 本日のコラム -『 データマネジメント2016 』
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  ┃ / 藤田 幹夫(PDBマーケティング株式会社)
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PDBマーケティング藤田です。
毎週金曜の担当で、30万社個別HP情報の市場開拓過程を、準リアルタイ
ムで記述しています。
今日は、タイトルとしたセミナー、「データマネジメント2016-データ駆
動こそがビジネスを創るー」についてのコメントです。

今日3月11日(金)午前8:30から夕方まで、目黒雅叙園での開催でした。
ビジネスコンテンツ市場開拓をテーマとしていますから、参加してきまし
た。
このため、本メルマガの入稿が遅れています。お許しください。
印象が鮮明な状態で記述です。

まず参加者です。
メイン会場は600名規模、分科会が4会場各150名規模です。
常時600名が聴講しています。展示ではなくセミナーです。
参加しているだけでも疲れます。
それぞれ背景は異なるでしょうが、データに対する関心は強いという印象
を改めて持ちました。

利用側の事例、サービスやプロダクト提供側のプレゼンが相次ぎました。
ヤンマーは耕運機の稼働状況を自動的に送信し、監視センターで24時間
監視、IOTの仕組みをワールドワイドで実現している成果を発表していま
した。
メーカですから、稼働状況の監視と発信をビルトインできます。
耕運機も計測器と通信機器が内蔵です。

基調講演としてリクルートAI研究所の発表もありました。
こちらは「データマネジメントの民主化」というよくわからないテーマで
す。研究所ではありますが、リクルートですから独自に何かをプロダクト
を開発することではないはずと、予断がありました。

アメリカ中心で、その筋=AI,テキストマイニングの実績と、起業、バイア
ウト経験者、錚々たるメンバーをそろえています。
今から何をやるのかよくわかりません。すでに名声、お金をゲット済です。

こうした招待研究者以外の研究員の採用要件としては、グローバル化対応
ということで、TOEIC900点以上、AI関係のPh.D=博士号取得者という要
件があるそうです。
ハードルは高いが、何か日本で創造できるのか疑問です。
AIの専門家が何か課題解決できるわけではない。ノウハウの存在が不可欠
です。

知識と技術、名声を買い漁ってリクルートのAIサービスを創るという意
欲を感じます。事例紹介もデータを投入すると数千万種類のアルゴリズム
を使って自動的に最適なモデルを設定し、データ間の連携モデルを解き明
かすのだそうです。

かつての統計モデルでは数量化Ⅳ類=主成分分析の課題です。
キャッチとしては魅力的ですが、少し考えると変です。
まあ、リクルートです。

データクレンジングの現場からの説明もありました。
データ品質を定義するためには、その使用目的が定義されないとできない。
目的によって要求品質が異なる。
細かな与信判定に使う会社情報と、マーケティング、台帳としての利用は
要求レベルが異なります。

適切なコストで、品質をどう維持向上するかが課題です。
数千人の専門調査員の訪問調査と、自動ローリングの精度は異なります。
目的に対する最適化です。

もちろん、ツールベンダーもいます。
BIといった一般的なツールを脱却した、試行錯誤、対象データの自由度を
高めたツールです。
ツールにデータを独自様式で取り込んで加工する方式ではなく、存在して
いるデータを参照する方式です。進化しています。

分析のための環境を別途創るのではなく、今あるデータを分析します。
この優位性は明らかですが、従来あまりありませんでした。
データのエクスポート、インポートで分離する方式が中心でした。
この延長に、公開API方式が位置します。私が普及を狙う方式です。

こうした展示会、セミナー参加の目的は、まずは世の中のニーズの存在で
す。
自分が考える、コンテンツ市場は顕在化してなくても、どこまで利用者が
求めているのか?1000名の参加は、その存在を示していると考えます。

ベンダーはどこを見てサービスを投入しているか?私の狙いより先を行っ
ているところはあるか?これは、現在のベンダーは、やはりソフトウエア
=機能提供です。販売対象が大手の情報システム部門中心です。
システム部門は、ソフトの開発と提供が関心事ですから。データは利用部
門で最適に入力をという姿勢です。
この顧客対応ですから、コンテンツ一体化思想にはなりません。

現状、APIを提供するというところまでです。
ということで、独りよがりですが、先進性は確保できている。
同じ事実の反面で、少なくとも大部分のシステム部門はまだコンテンツを
受け入れる、状況にはない。
一人で告知活動しても、成果はなさそう。

現在の戦略=マイクロソフトOffice365アドイン+IBM Bluemix_API提供
加速が最適と確認しました。

Office365アドイン登録のために、新しくAPIサービスを構築します。

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▼プロフィール:インスクエアメルマガ編集委員、営業支援担当、起業塾

・氏名:藤田 幹夫(ふじた・みきお)64歳
・出身:香川県丸亀市
・出身高校/大学:香川県立丸亀高校/京都大学理学部
・役職:PDBマーケティング 代表取締役
 知恵と工夫で、コンテンツアグリゲーションを追求します。
・mail:fujita@p-db-m.com
・経歴:1974年 株式会社日本ビジネスコンサルタント 入社
    1987年 兼(財)データベース白書編集委員2008年廃刊まで
    2009年 PDBマーケティング株式会社代表就任(現在に至る)
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