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『食卓からさかのぼる「売れる」商品開発』 インスクエア ビジネスニュース Vol.1084

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■━━━━━━[vol.1084] 2016/08/17━■

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01本日のコラム -

食卓からさかのぼる「売れる」商品開発

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白濱 一久 (飲食店・食品商品開発プロデューサー)
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あっという間に9月に向かうお盆明けですね。

オリンピックのテレビ観戦で午前様の方々も多いと思いますが、
今日あたりから仕事モードの方も多いのではないでしょうか?

私は、那須高原サービスエリアでのマネキン販売でお盆休みありま
せんでしたが、仕事帰りに生まれて初めて高速道路のお盆渋滞を体
験しました。

二度と味わいたくないですね(汗、、)

さて、本日のお題は

『食卓からさかのぼる「売れる」商品開発』 です。

大体の商品開発のモノの本には順番に

社会環境分析→

市場・業界分析→

顧客ニーズの把握

そこから、商品設計等、具体的に商品開発を進めて行くのですが、
食品の商品開発は、なかなかそうはいってないのが現状です。

原材料ありきだったり、味だったり、ハナから順番が間違っている
のですからウマく行く訳ありません。

私は、「出口から商品開発して下さい」と伝えています。

出口は「売場」と「食卓での会話」です。

先ずは「売場」です。

どこでどれくらい売るのか?これによって商品開発は大きく変わり
ます。具体的に決まるまで商品は作りません。

大手スーパーで販売するのか?
全国のコンビニで販売するのか?
地域限定なのか?
道の駅だけか?

商品開発段階で問屋さん伺う機会が良くあります。商品を持ち込ん
で、問屋さんのバイヤーの意見を真剣に聞いているメーカーさんの
姿をよく目にします。商談が成立し笑顔で帰られる方もいれば、
ガックリして帰られる方もいます。

しかし、ここがおかしいんです。

完成したものを持ち込んで、「価格がね」とか「ちょっと袋小さく
ならない?」と言われても包装や現物が在庫になってしまいます。

常に「バイヤー」と打合せをしながら商品を作っていかないと、

賞味期限がある、完成した商品在庫を持ったまま、あてのない営業
をする羽目になります。この点は食品以外でも多い現象ではないで
しょうか?

「出口からの商品開発」

2つ目の出口は「食卓での会話」です。

顧客ニーズとか顧客目線とか言いますが、
私は具体的に「食卓での会話」を想像して商品開発します。

家族何人なのか?カップルなのか?
一人暮らしでも、メールや電話で。

私達が開発した食品を食べた時に、

「誰に」「どんな表情で」「どんな言葉」で感想を言っているのか

笑顔で「美味しい」「また食べたい」と言われている姿が想像でき
るまで商品開発の各段階でチェックします。

「味」「パッケージ」「価格」全ての決定に、「食卓での会話」の
想像を鮮明にして挑みます。

すなわち、私の言う「出口からの商品開発」の出口は、

「売場」イコール「手に取られる」まで。

「食卓の会話」イコール「また手に取られる」までなんです。

今年も残り4ヵ月ちょっと、新商品の販売ラッシュが来ます。

抜かりなく進めていきたいと思います。

そんな、こんなで、新商品開発の依頼、飲食店のプロデュースも
随時受け付けております。
下記、メールアドレスまでお連絡下さい。

それでは、多謝・再見

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▼プロフィール:飲食店・食品プロデューサー
・氏名:白浜 一久(しらはま かずひさ)
・出身:福岡県
飲食プロデュース歴15年
国内8業態56店舗、海外4業態7店舗の実績
食品商品開発・地方ブランディング歴7年 
所属:株式会社ユーユービズサポート 
インスクエアサポーター(食品飲食ビジネス・海外進出担当)
連絡先:shirahama.imagine@gmail.com
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