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『データ活用実践フォーラム』 インスクエア ビジネスニュース Vol.1106

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01 ┃ 本日のコラム -『データ活用実践フォーラム』
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  ┃ / 藤田 幹夫(PDBマーケティング株式会社)
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PDBマーケティング藤田です。
毎週金曜は、30万社HPコンテンツビジネスの市場開拓活動を、準リアル
タイムでお伝えしています。
APIエコノミーに連携した、市場開拓活動、試行錯誤のレポートです。

APIをサービスとして作っていくことについては、IBMクラウドBluemix
で提供されているツール、APIConnectを使いこなすことができるレベル
になりました。
マイクロソフトOffice365に対しては、Excel/Wordそれぞれのアドイン
を公式ストアで公開しています。ストア公開アドイン日本語版は数社しか
ありません。

次のステップは、それぞれのサービスの存在を利用者に告知し、使っても
らうことです。
課金、収益モデルの確立も前提となります。
これはかなりむつかしい段階です。

商品、サービスを企画して提供する側はその優位性、独自性を信じて訴求
しますが、利用者、仲介するベンダーにとっては「第三者」が勝手に作っ
たサービスです。
ベンダーが利用者に、訴求して販売したいのは、自社サービスです。

「この外部サービス」を組み合わせることで、商品価値が向上する。利用
者の利便性が飛躍的に向上する。競合商品に対する決定的な差別化ができ
る。
ということをまず、最終利用者の前にベンダーに理解してもらうことが必
要です。
第三者サービス提供者は、この努力をするか、自分で直接利用者へ訴求す
るかの選択となります。

飲食などのコンシューマ=消費者向け商品は、既存ルートを無視してダイ
レクトマーケティングもありますが、ビジネスコンテンツは会社の業務利
用が基本です。
信頼感があるベンダーの推奨は有効です。

ベンダー側では、APIエコノミー=経済圏といったように大きなビジョンを
掲げます。これはかなり壮大なテーマで、単独で実現できることではあり
ません。受注予算を持って活動する、末端の営業担当者の課題ではありま
せんが、組織としては関連した支援体制、予算も準備されています。

大手ベンダーとの連携を実現するための課題は、こちらの客観的には「勝
手な思い込み」による訴求ではなくて、世の中の求めていることに対応す
る提案として組み立てます。

そのためには、世の中の関心事との接点を探します。
昨日、「データ活用実践フォーラム2016」が日経情報ストラテジーの主催
で開催されました。
ここに参加して、接点、訴求ポイントを探ります。
講演は以下のようなタイトルです。
「なぜ企業はデータ分析を活用できないのか?」
「アナリスティンクスの勝ち組企業が忘れなかった3つの成功要件」
「本当に今すぐ始められるビックデータ分析」

APIエコノミーが目指している領域とも重なります。
視点が違うので、表現は違うのですが、今の動向、関心事は共通していま
す。
しかし、データ=コンテンツはなぜか『そこにあるもの』とされて、その
分析ソフトウェアの価値の訴求が中心です。
ビックデータがテーマの講演でも同じです。

講演を聞きながらコンテンツの収集、APIがどの局面で利用できるのかを
ひたすらに考えます。
事例でも会社の情報を扱うケースもあります。
BA=ビジネスアナリスティックスの話では、近い将来の理想的な姿として
「データが準備されたビジネスツールへアクセス」というフレーズもあり
ました。データ活用実践にはデータの準備が前提です。

共通のデータ基盤の上で、様々な分析ツール、コグニティブコンピューテ
ィングが競い合う世界が実現します。
分析の都度、データをそれぞれ独自に取得することは時間、労力、コスト
の無駄です。先進ツール活用の局面でAPIの告知は有効です。

併せて、市場創出といっても全く何もないところからではあまりに遠い。
クラウド=SaaSの領域の代表SalesForceはAPIを公開し、アプリベンダ
ーはAPPExchangeとして様々なサービスを提供しています。
これも類似事例として、分析し学びます。

全世界では3000のAPPS(日本では295)が提供され、インストール数で
は400万に達しています。内容を見ると、データクレンジングで80(日本
0)=所在地の正規化が中心です。D&Bの情報を参照するのも3件あります。
ニュースはメディア掲載ですが、53件あります。
さすがに、APPExchangeエコノミーが形成されていそうです。

当然、Bluemixでも創出できます。
より具体的に、APIConnectの提供内容、有効性を訴求し、IBM連携のポジ
ション獲得に注力します。

今、世の中はデータに大きな関心を持っています。
情報システムも、このニーズに応えようとしています。
IBMとの協力関係を構築しAPIの適切なポジションをから、変革のきっか
けとします。

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▼プロフィール:インスクエアメルマガ編集委員、営業支援担当、起業塾

・氏名:藤田 幹夫(ふじた・みきお)65歳
・出身:香川県丸亀市
・出身高校/大学:香川県立丸亀高校/京都大学理学部
・役職:PDBマーケティング 代表取締役
 知恵と工夫で、コンテンツアグリゲーションを追求します。
・mail:fujita@p-db-m.com
・経歴:1974年 株式会社日本ビジネスコンサルタント 入社
    1987年 兼(財)データベース白書編集委員2008年廃刊まで
    2009年 PDBマーケティング株式会社代表就任(現在に至る)
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