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『台湾を活用した中国進出という視点』第四回 インスクエア ビジネスニュース Vol.60

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■━━━━━━━━━━━━━━━━━━━[vol.60] 2012/07/19 ━━━━■
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‥‥◇◆ 目次 ◆◇‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥
01:本日のコラム…『台湾を活用した中国進出という視点』第四回
/進藤 晶泰 (香港貿易発展局)

02:イベントのお知らせ

03:その他のお知らせ
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01 ┃ 本日のコラム -『台湾を活用した中国進出という視点』第四回
━━┃……………………………………………………………………………………
  ┃ /進藤 晶泰 (香港貿易発展局)
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皆さんこんにちは、香港貿易発展局の進藤です。
第四回コラム発信します。
台湾で、中国の福建省に隣接する馬祖列島でのカジノ建設に関する住民投票が
可決されました。チャイナマネーを当て込んだカジノラッシュが加速していま
す。さて日本はどうする?それでは本編に入りたいとおもいます。

前回は時代の流れ、経済成長に伴う日本企業にとっての中国市場の位置づけの
変化について見てきましたが、一方で変わらず存在し続ける日中ビジネス問題
についても見過ごすわけにはいきません。

国際協力銀行と日中投資促進機構が中国進出日系企業に対して行ったアンケー
ト調査によると現地法人の経営上の問題点について
①「人事・労務」の問題
②「政府機関との関係」
③「法・政策の関係」
の順で上位3項目となっています。これらの問題の共通点となるキーワードは
「コミュニケーション」であり、日本企業側において現地従業員・政府職員と
の高いコミュニケーション能力が求められるが、両国間の言語・文化・行動様
式の違いがこれらの問題の解決を難しくしています。

日本企業が問題解決する際に現場で最も必要とされる人材は「中国をよく知る
日本人」であり、各地に長年中国事業体験を経過したこのような人材が現場解
決に当たっているのが実情です。

多くの企業でこのようなトラブルが生じると、経営判断を下す本社サイドは“日
本式”でこれら問題の認識を試みますが、中国側の言動行動は中国での秩序や
常識、習慣等から生じる事が多く、「中国を良く知る日本人」がこれらの差異
を理解し、トラブルを中国の視点で分析、発生理由や根拠を日本の本社が理解
できるロジックに移し変えて説明する「翻訳家」の役割を期待されます。

しかし現実にビジネスの場面で“使える”「中国をよく知る日本人」がどれだ
け存在するのか、また、「長年中国事業体験を経過した」後にこのような人材
が育成されるのであれば、これら人材を育成する為に擁するコストは計り知れ
ないものとなるでしょう。

中国ビジネスは簡単ではありません。筆者も自らが以前勤務した企業で実際に
自分の職場が中国に進出する案件そして中国から撤退する案件の双方に従事し
た経験を持ちますが、共に本社の“日本的考えの押しつけ”“日本人だけで判
断する”方式と現地を熟知した中国人スタッフとの狭間で大変苦労しました。

しかしながら逆もまた真なりで、外国企業が外国人だけで日本市場に参入しよ
うと考えていたらまずは上手くゆかないと容易に予想がつくでしょう。

現地人(日本人)スタッフの有効活用や日本人の気質、商慣習、嗜好、市場を
熟知したパートナー・水先案内人が必要となってくる、この考え方の延長線上
で日本企業の中国市場参入を考えた時、併せて中国本土・香港・台湾で駐在し
勤務した自身の経験を加味すると、台湾人の有効活用・台湾企業とのアライア
ンスの有効性に思いが至りました。

台湾と中国本土の関係に目をやると、共産党の革命による内戦に敗れた国民党
が台湾に入植して以来断交状態でしたが中国の改革開放政策への転換、経済の
グローバル化が進行し1980年代後半以降双方の投資や貿易規模は急速に拡大、
それに伴い人的往来も加速しています。

現在では海路・空路の直行便開通、金融面において銀行の支店開設が認められ
ました。そして通商面では2010年6月に両岸経済協力枠組協議(兩岸經濟合作
架構協議、Economic Cooperation Framework Agreement、略称ECFA)が締結さ
れました。これにより中国・台湾間のFTA的取り決めで、双方の貿易関税が段
階的に0まで下がり、サービス業の許認可が緩和される等の優遇が進んでいき
ます。台湾でモノを作り中国に輸出しても関税がかからない、台湾の免許があ
ると中国で開業できる、という時代が到来しています。今こそ台湾を活用した
中国進出なのだと思います。(次回へ続く)

いかがでしたでしょうか。
暑い日が続きますね。こんな時は辛い辛い「麻辣火鍋」食べて汗を一杯出して
デトックスがいいですね。“暑さは暑さをもって制する”、この夏を乗り切っ
ていきましょう。東京の火鍋が美味しいお店、情報交換しましょう、事務局ま
でメール下さい!・・・進藤でした。

・前回までの進藤さんの内容はまとめて読むことが出来ます。(編集長)

http://melmaga.in-sq.net/category/shindou

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▼プロフィール:インスクエア メルマガサポーター
氏名:進藤 晶泰(しんどう あきやす)
所属:香港貿易発展局東京事務所
<経歴>
1964年生、東京都出身。88年早大法卒、三井銀行入行、台湾師範大学での語学
研修を経て、アジア通貨危機時に広州支店の閉鎖、香港支店で中国初の破綻案
件で債権者主席委員などに従事。アコムに転じて台湾大手銀行との業務提携、
北京大学アコム金融情報研究所の立ち上げ等を行い、2007年9月より現職。中
国・香港・台湾と中華圏全般に渡る豊富なビジネス経験と幅広い人脈が強み。
2010年早大商学研究科(MBA)修了。
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02 ┃ イベントのお知らせ
━━┃……………………………………………………………………………………
  ┃第3回ハラル活用セミナー 『認証取得編』
  ┃~巨大なイスラム市場の攻略法~
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今回もマレーシアハラル認証機関日本窓口を務めるアクマル社長に講演をして
いただきます。

『第3回 ハラル活用セミナー(認証取得編)』

講師:アクマル アブ ハッサン (AKMAL ABU HASSAN)
   マレーシア ハラル コーポレーション㈱代表取締役
   http://www.mhalalc.jp/company.html

日時:2012年8月6日(月) 19時~20時30分(開場18:30)
料金:お一人様3000円(税込み)(領収書をご用意いたします)
定員:50名 (満席になり次第受付終了)

場所:アットビジネスセンター池袋駅前
地図:http://abc-kaigishitsu.com/ikebukuro/access.html
セミナー詳しい内容はこちらhttp://in-sq.com/halal3.pdf
申込方法 : インターネット申込 ⇒ http://in-sq.com/other/schedule.html

【講演者の略歴】
1990年3月マレーシアマラヤ大学卒業
1995年3月群馬大学工学部卒業
1995年4月東京三菱銀行入行
1998年1月マレーシア国際貿易産業省 (MITI)、入省
2005年7月マレーシア貿易開発公社(MATRADE)大阪 事務所 所長補佐就任
2007年9月ジョムマレーシアジャパン株式会社 代表取締役社長就任
2010年9月マレーシア ハラル コーポレーション株式会社 代表取締役 就任

マレーシアハラル認証機関日本窓口、日本では唯一のイスラム人が経営する
ハラルコンサルティング会社として、日本初ハラル和牛の開発も行う。
ハラルの第一人者。

★セミナーの詳しい内容はこちら★ http://in-sq.com/halal3.pdf
申込方法 : インターネット申込 ⇒ http://in-sq.com/other/schedule.html

■ご不明な場合は、03-5452-3712(平日10:00~18:00)
      アットビジネスセンター セミナー事務局 担当:野田

(編集長より)
アクマル社長は、マハティール元首相の政策で日本に留学し、帰国後はマレー
シア国際貿易産業省に入省し大阪事務所を立ち上げて以来、マハティール氏か
らも個人的に信任を得て今に至っています。イスラム人が経営するハラルコン
サルティング会社として日本で唯一の存在となり、ハラルに関する講演も多数
おこなっています。
ぜひこの機会をビジネスに活かしていただければ幸いです。 (編集長:大竹)

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03 ┃ その他のお知らせ
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  ┃ 1 インスクエア池袋 先着50社限定 特典をご用意いたしました。
  ┃ 2 バックナンバーサイト完成。
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1.インスクエア池袋
先着50名様特典の内容はコチラ(特典をクリック)

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・入会金無料 通常1名5万円
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