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『コンテンツへ注目!』 インスクエア ビジネスニュース Vol.828

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■━━━━━━━━━━━━━━━━━━━[vol.828] 2015/07/24━━■

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‥‥◇◆ 目次 ◆◇‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥

01:本日のコラム…『 コンテンツへ注目! 』
/ 藤田 幹夫(PDBマーケティング株式会社)

02:その他

1:【新店】インスクエア プライズ渋谷オープンのお知らせ
2:イベント報告:【第1回パワーランチミーティングin関内】

【新企画】
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01 ┃ 本日のコラム -『 コンテンツへ注目! 』
━━┃………………………………………………………………………………
  ┃ / 藤田 幹夫(PDBマーケティング株式会社)
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PDBマーケティング藤田です。
毎週金曜は、30万社個別HP情報の市場開拓を準リアルタイムで記述していま
す。
今週は、展示会に見るコンテンツへの関心度の変化です。

毎年6月から8月はIT関連の展示会、セミナー、ベンダーミーティングが集
中しています。ここで得られたリード情報を、各ベンダーが新規開拓につなげ
るためです。

この期間、私が訪問した展示会だけでも、10以上あります。
先週は営業支援EXPO、今週はデジタルマーケティング展、マーケットメディ
ア展です。

私の訪問目的は、会社INDeXの連携パートナー発掘です。
出展者が、期待する顧客ではありません。
できるだけ本来の商談を妨げないように、コンタクトするのですが、今年は出
展者側の対応に変化があります。

出展者との会話で、ビジネスコンテンツ流通ということに、関心を示してきま
す。セールスフォースに代表されるSFA、様々なマーケティングオートメーシ
ョンツールが普及過程に入り、入れ物としてのソフトウェアだけでなく、中味
=コンテンツに関心が向き始めた感があります。

ベンダーはソフトウェアを提供し、ユーザが勝手に必要なデータを入力する。
入力されたデータが、正しく、最新で、対象を網羅していれば様々な統計、加
工、表示が柔軟にできる。
ソフトウェアの持つ機能が生かされないというのは、社内の運用つまり入力体
制の問題である。現場担当に強制と教育の徹底を。

といった、勝手な論理が通用しなくなっているのではないか、と期待していま
す。その背景には、利用層の拡大があります。
大手企業には強制と教育の余裕がありますが、中小には即戦力が要求されます。
すぐ、確実に役に立つ。
面倒な入力などやってられない。

この要求を満たすには、コンテンツはお客様の責任で。というわけには行かな
くなります。

コンテンツ中心化の先行事例を考えます。まず、地図情報です。
GIS(Geographic Information System:地理情報システム)として、高度な図
形、画像処理技術の応用領域として発展しました。
地上測量技術から航空測量へと進化、軍事用の側面も大きく寄与しました。

制作会社は、世界に誇る技術を有してきたのですが、コンテンツは全く保有し
ていません。国家などから受託して高度な地図を製作します。

九州でひたすら、国土地理院が公開する地図に、一軒一軒の表札情報を調べて、
対応付けた情報を作ってきた会社がありました。ゼンリンです。
高度な測量技術ではなく、全国の表札調査員の体制維持と、その入力管理です。

住宅地図として紙媒体から開始ですが、デジタルマップとして実質的に唯一の
存在となりました。Google Mapでもある拡大レベルではZENRINのコピーライ
トが表示されます。カーナビ然りです。
自社オリジナルコンテンツの強みです。

20年ほど前です。ある測量技術者から、「ゼンリンは地図でなくて絵図だ。
1/25000の地図を拡大しても、1/5000の地図にはならない。」「誤差が2メー
トルある」「当社が作ると15センチ以内」とコメントを聞きました。

利用者のニーズが多様化し、利用者が膨大に拡大します。
15センチか2メートルは問題ではない。ほとんどの市場は標準コンテンツの
利用です。

大手測量会社も、現在はその技術を生かして、エリアマーケティングなどへ進
出しています。

エンターテイメント、映画の世界でも、コンテンツが中心です。
再生技術標準をめぐりVHS,ベータ戦争もありました。
現在、ビクター、ソニーメーカの勝者は存在せず、人気のコンテンツはビデオ
からDVD,ブルーレイと媒体を変化しながら継承されていきます。

私自身は、「産業の礎としてのデータベース」を目指してデータベース白書が
創刊されたときから、2008年廃刊後も、そのコンセプト実現を追求してきて
います。

コンテンツ市場開拓には、自分たちが提供するサービス、コンテンツの拡充と
ともに、その普及を媒介する、様々なベンダーとの連携は不可欠です。
6月以降のいくつかの展示会、個別ミーティングにおける反応には、確実な前
進を感じています。

サバンナでサルがいっせいに立ち上がった様に、
コンテンツが組み込まれた、情報環境が標準となる日も近い?
焦らず着実に進めていきます。

Officeアドイン2度目の変更指示が来ました。
週末再返答予定です。後一歩。

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▼プロフィール:インスクエアメルマガ編集委員、営業支援担当、起業塾塾長
・氏名:藤田 幹夫(ふじた・みきお)64歳
・出身:香川県丸亀市
・出身高校/大学:香川県立丸亀高校/京都大学理学部
・役職:PDBマーケティング 代表取締役
 知恵と工夫で、コンテンツアグリゲーションを追求します。
・mail:fujita@p-db-m.com
・経歴:1974年 株式会社日本ビジネスコンサルタント 入社
    1987年 兼(財)データベース白書編集委員2008年廃刊まで
    2009年 PDBマーケティング株式会社代表就任(現在に至る)
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