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『サラリーマンは大船の乗客であり、起業家は小舟の船長である』 インスクエア ビジネスニュース Vol.834

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■━━━━━━━━━━━━━━━━━[vol.834] 2015/08/03━■

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01 ┃ 本日のコラム -
  ┃『サラリーマンは大船の乗客であり、起業家は小舟の船長である』
━━┃………………………………………………………………………
  ┃ /安田 修 (株式会社シナジーブレイン代表取締役)
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夢とお金の専門家、シナジーブレインの安田 修です。

本日のコラムは「サラリーマンは大船の乗客であり、起業家は小舟の
船長である」です。

大企業を辞めて独立することは、経済的には合理的な判断ではないか
もしれません。ではどうしてそんなことをする必要があるのかという
質問への、一つの解がこれです。

もうかなり古いのですが、『タイタニック』という映画がありました
よね。一般的にはラブロマンスの代表的な作品として知られていると
思いますが、端的に言うと、時代を代表する豪華客船が、氷山に衝突
してなす術も無く沈む話です。私はあの映画を観て、感動したり興奮
したりするよりも、むしろ恐怖したんです。

あんな大きな客船が、ちょっと舵取りを誤って氷山に衝突しただけで、
真っ二つになって沈んでいく。乗客は、完全に安心しきって船旅を満
喫しているわけです。今が危険なのかどうかすら、実際に氷山に衝突
するまでわからない。これって、大企業に働いている自分と同じだな、
と思ったわけです。

全米が感動で涙している中で、一人戦慄し、震えたわけですね(笑)。

また、金融機関で融資や投資の仕事をやっていると、目の前で会社が
潰れることがあります。あ、誤解しないで頂きたいのは、私が「金返
せや、コラァ」と追い込みをかける、みたいな仕事をしていたわけで
はありませんよ。債権者集会に出たりして、同じことをもっと紳士的
にやるわけです(笑)。

一般の方と比べて、そういう機会は多くなります。ファンドにいて投
資に関わった会社も、倒産しました。そういう、倒産する企業の原因
は色々ありますが、多くの場合は人材の不足が致命傷だと考えます。
今の自分なら、そういう会社を救えただろうか。そう考えたことが、
私がコンサルを始めようと思ったきっかけです。

それは、おこがましい考えだとは思います。倒産する会社に私が入っ
たところでそれを防げるかというと、殆どの場合でそんなことはない
でしょう。でも、少しでも舵取りの方向を良くして、最悪の事態に至
る可能性は下げられるんじゃないかな、ということです。

少なくとも、優秀な人材は金融機関や大企業が抱え込んでいて、中小
企業には驚くほど人がいない、というのは事実でしょう。大企業から
中小企業へ、人材の流入が起こらないといけない。それは、コンサル
タントという形が自然なのではないかな、と思うわけです。

いざ辞めると強烈に気付くことなのですが、サラリーマンというのは
非常に恵まれた身分なんです。最大の良さは、雇用と給料の安定性で
すよね。これは起業側から見ればもう、「不公平」「ずるい」という
レベルです。

必ずしも仕事に高い付加価値を付けなくても、安定して高い給料を受
け取れる。これは、サラリーマンではない人から見たら垂涎の的です。
更に、格安で借りられる社宅や福利厚生施設、手厚い年金に社会保険
などなど、過剰なくらいに大企業のサラリーマンは守られています。

更に、会計・税金関係や事務手続きなど煩雑なことはそれ専門の人が
社内にいてやってくれますから、知識がなくても大丈夫です。そんな、
至れり尽くせりの状態で、会社の看板を使って大きなビジネスに自分
の専門性を活かして取り組めるわけです。社会的なステータスもあり
ます。

これは、豪華客船に乗っているのと同じですよね。会社の舵取りの心
配は、基本的にはしなくていいわけです。舵取りをしたくても、でき
ないというのが本当のところかもしれません。

なぜそんな大会社を辞めて起業をするのかと言えば、一つは、サラリ
ーマンである限り人は「部品」に過ぎないということでしょう。私に
とって「自分の頭で考える」というのは重要な価値観なのですが、そ
れが大きな組織では許されません。上意下達、指揮命令系統に従って、
誰かが考えた戦略を粛々と実行していくのが主な仕事です。

また、サラリーマンは愚かに保たれています。税金を例にすれば、自
営業者には認められている節税が、サラリーマンにはほとんど認めら
れていません。搾取されているんですね。税金の基本は「取りやすい
ところから取る」なので、これは至極当然の仕組みなのです。

税金に限らず、そういう大きな仕組みの中で政策的に、常にサラリー
マンは愚かに保たれ、統治されています。例えるならば、サラリーマン
は大船に乗った乗客であり、起業家は小舟の船長です。

どちらが良いかは、価値観によります。これから海が荒れたとき、実際
に生き残るのはもしかしたら何も考えずに大船に乗っている方だったり
するのかもしれません。でも、船が沈んで全員が死ぬとすれば、大船の
乗客は何が起こったのかすらわからないでしょう。小舟の船長は、最善
を尽くした上で納得して死ねるでしょう。

私は、そこが決定的に重要なのだと思います。単に安定的に生きようと
すればサラリーマンで良いでしょう。しかし、自分の人生に責任を持っ
て生きようとすれば、起業家という選択肢は妥当であり、必然でした。

そんなわけで私は起業しましたが、皆さんはどのように思われますか。
それでは、また。

《シナジーブレインからお知らせ》
第11回 夢とお金の「人生計画」ワークショップ

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▼プロフィール:インスクエア サポーター

・氏名:安田 修(やすだ おさむ)

・株式会社シナジーブレイン代表取締役 http://www.sy-br.co.jp/

経営コンサルタント、プロコーチ。

週末起業フォーラム認定コンサルタント、ドリームゲートアドバイ
ザー。インスクエアサポーター。
1976年北海道生まれ、北海道大学経済学部卒。埼玉県在住。

夢(ビジョン経営)とお金(キャッシュフロー経営)の専門家。コー
チングとコンサルティングのスキルを併せ持ち、経営コンサルタント
としては経営者のビジョン確立と文書化、キャッシュフローによる
経営の把握、ビジョンに基づいた長期事業計画書の作成と浸透など、
起業から経営の全ての過程を「パートナーとして」サポートする。

自己紹介詳細 http://www.sy-br.co.jp/profile/

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