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『Officeストア審査通過!』 インスクエア ビジネスニュース Vol.835

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■━━━━━━━━━━━━━━━━━━━[vol.835] 2015/08/04━━■

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01 ┃ 本日のコラム -『 Officeストア審査通過! 』
━━┃………………………………………………………………………………
  ┃ / 藤田 幹夫(PDBマーケティング株式会社)
━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
PDBマーケティング藤田です。
毎週金曜に、30万社個別HP情報の市場開拓を準リアルタイムで記述していま
すが、8月は火曜と金曜で変則的な運営になります。
今日は、マイクロソフトの運営するOfficeストア審査通過のお知らせです。

IT,ICTといわれる情報通信の領域は、コンピュータ本体のハードウェア、マ
イクロソフトの基本ソフト、SAPなどアプリケーションソフト、Googleのイン
ターネットサービス、セールスフォースのクラウドと主要市場は変化していま
す。

今、アマゾンの新規参入を含めてほぼすべてのベンダーは、クラウドサービス
を中心に設定しています。IBM、オラクル、マイクロソフト、NTT。
価格競争はもちろん、様々なサービスの差別化を追求しています。

ビックデータというキーワードもありますが、独自コンテンツを蓄積提供する
という発想はまだありません。
ビックデータを持っている顧客に、ツールを提供するサービスです。
あるいは、顧客に常に正しいデータ蓄積を求め、顧客は入力を強要されます。

私の私的体験でも、40年顧客への入力強要は継続しています。
媒体は初期パンチカードから様々に変化し、アプリケーション利用者は比較で
きないほど広がっています。
コンテンツ提供への変化は今にも起きる。(はず)

コンテンツ提供サービスは、音楽ではすでに当たり前になっています。
ソニーウォークマンは、楽曲配信のiTunesとiPod/iPhoneに市場を奪われて
います。再生機メーカではコンテンツ配信に勝てない。

データベースコンテンツはまず蓄積、検索環境構築です。
クラウドという時代背景があるので、コンテンツの提供方式も、素データの形
式ではなくサービスとします。
API=アプリケーションインタフェースと情報参照サービスです。

ビジネスコンテンツの世界でiTUnesの変革を追求です。
iPhone, Sugar CRM, kintone, ECCUBEとアプリケーション連携のプラグイン、
アプリを提供してきました。
最大のビジネス市場は、マイクロソフトOfficeです。

Excelシートにある顧客リストのクレンジング=データ更新ニーズに対応しま
す。メルアド、電話番号から対象企業を参照します。
Office2013からAPIが公開され、Officeから外部アプリの起動ができます。
併せて、アプリ流通の環境としてOfficeストアが開設されています。
まだ全く認知されていません。

Office365キャンペーンでもあまり触れられませんが、これは互換ソフトとの
決定的な差別化になります。
ストアに登録すると、すべてのOffice2013ユーザはサービスを利用できます。

ストア登録のステップは3つ。まずコンテンツ参照アプリの開発。販売者とし
てのマイクロソフトへの登録。そしてアプリの審査を受けて承認を得る事です。

アプリの審査は、専門部隊がアメリカにあるようです。
申請は対象が日本限定ですから、日本語で行うのですが、審査結果は英語で返
ってきます。

iPhoneアプリ審査と比較してもレスポンスは早い。審査件数が違っているた
め?登録者にとってはいいことです。
3回の再申請を経て、審査承認となりました。

審査で引っかかるのは、UI/UXユーザインタフェース、ユーザエクスペリエン
スです。
ログイン、認証画面の分離、ログアウトの設置を変更しました。
「シンプル&クリア」であること、という指摘もあるのですが、心構えとして
拝聴です。

テストデータは、当然準備していましたが、添付する仕組みが無く、結果とし
て審査者に任せていました。
審査者は、現実的な利用環境を想定できないので、全くのダミーデータでテス
トを行っていました。当然結果はでません。
別途提供したデータによる検証で、承認となりました。

本日(8/4)現在まだ掲載されていないのですが、近日掲載される予定です。
Excel2013メニューから「挿入」選択、「ストア」クリックでOffice用アプリ
が表示されます。
CRM,セールスとマーケティングカテゴリで表示されることになります。

アプリケーションは無料、情報取得件数によるコンテンツ従量課金です。
メルアドからの参照は50円、電話番号5円です。
利用に際しては、無料会員登録が必要です。

従量課金サービスは今回初めてです。
アプリ開発、登録以外に課金集計など、周辺環境準備も必要です。
こちらは次回以降お知らせしていきます。

何千万人かのOfficeユーザへの告知、利用促進が次の課題です。

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▼プロフィール:インスクエアメルマガ編集委員、営業支援担当、起業塾塾長
・氏名:藤田 幹夫(ふじた・みきお)64歳
・出身:香川県丸亀市
・出身高校/大学:香川県立丸亀高校/京都大学理学部
・役職:PDBマーケティング 代表取締役
 知恵と工夫で、コンテンツアグリゲーションを追求します。
・mail:fujita@p-db-m.com
・経歴:1974年 株式会社日本ビジネスコンサルタント 入社
    1987年 兼(財)データベース白書編集委員2008年廃刊まで
    2009年 PDBマーケティング株式会社代表就任(現在に至る)
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