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『ないものを作った後』 インスクエア ビジネスニュース Vol.880

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■━━━━━━━━━━━━━━━━━━━[vol.880] 2015/10/02━━■

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01 ┃ 本日のコラム -『 ないものを作った後 』
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  ┃ / 藤田 幹夫(PDBマーケティング株式会社)
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PDBマーケティング藤田です。
毎週金曜は、30万社個別HP情報の市場開拓を、準リアルタイムで記述し
ています。今週は本題に戻って、現在の活動状況です。

ビジネス、起業における課題は様々です。
世界市場でトップを狙う、町の小さなパン屋さんとして、おいしいパンを
作って、地域の皆様に喜んでもらう。

ベンチャーとなると、さらに中心課題が「世の中にないものを作って、イ
ンパクトを与える。従来の常識を変革する。」とグット過激になります。
実は、町のパン屋さんも「ないもの」を作らないと、住民の支持は得られ
ません。思い、表現が先行するだけかもしれません。

現社名PDBマーケティング設立時、若い志を持ったメンバー30名ほどで
活動していました。私と20年離れていました。
私は後から参画したのですが、「クレド」=経営理念を自分たちで作成し、
毎朝朝礼で唱和していました。

そこに、お客様の利益向上のために「ないものは作れ」とありました。他
の文節は記憶していないのですが、ベンチャーとしての強い意思を感じま
す。
会社INDeXは、正にないものを作っています。
昨日の天川さんのメルマガ的には、サービスは形が無いので、「もの」で
はないかもしれません。

まずコンテンツ収集は、誰もやってなかった個別HPからの情報が対象で
す。
これを世の中に普及、流通させるしくみ=サービス提供が私の領域です。
コンテンツの整備、強化によってサービスも変化します。

最初の活動は、「ないものを作った」事を訴求して、特定の相手に提供で
す。
ないものを必要とする人は多くありません。常識を変革するような、イン
パクトがこの市場だけでは獲得できません。
もっと広く知ってもらい、有効性を体験して欲しい。

基本的な情報検索から、利用者が持っている個別情報、作成中の文書から
の参照ニーズ顕在化を狙います。
勝手な思い込みでなく、世の中がその傾向にあるかどうかも重要です。
パッケージソフトからクラウドと、元々形が無いものを箱につめこむ時代
から、主流はサービスへと変化しています。

API=アプリケーションインターフェースとして、個別のソフトウエアと情
報連携がとれる機能も標準的です。
この機能を使って、マイクロソフト、SugarCRM、kintone、ECCUBEと連携
サービスを提供しています。

昨年、2014年11月リクルートのマッシュアップイベントに対応して、API
サービスとして「ないものを作って」きました。

今日のテーマ「ないものを作った後」です。

先ほどのクレドも、作った後については記述がありません。
クレド作成時に、ないものを作った経験を持っていたわけではありません。
今からの、創意工夫です。

コンテンツは単体では利用者への利益を提供しません。アプリケーション
利用中、データベース更新という局面で活用します。
関連ソフト、サービスベンダーへの組込みが最短です。
しかし、相手がある話は、相手方の関心事に依存します。

それぞれのベンダーは、「今あるもの」を自社商材として拡販します。
無かったものを付加して、自社サービスの機能を強化、ユーザの利便性を
高めていくことには関心を払えない。

今日まで開催している、ITpro EXPO 2015に開会日9月30日に行きました。
主たるベンダーで対応していない、Oracleとの接点つくりです。
当然大きなブースで出展しています。
クラウドシフトですから、サービスとしての提供です。

当然DBMSベンダーですから、データベースサービスは正面にあります。
やはり「あるもの」を売っています。
4月のOracleイベントでDaaS=Database as a serviceをキーノートでや
るといっただろう。といいたいところですが、現場との乖離です。

入れ物としてのソフトベンダーからの脱却は、Oracleの中心課題です。
アマゾンAWSとの差別化をここに求めます。ビジネス戦略として当然です。
アメリカでは企業情報は定番D&BとSNSも大手と提携し、情報参照ができ
る環境提供が準備されています。

ないものを作った後の活動です。
原点である、最終需要を喚起します。
コンテンツの最終需要は、法人営業、管理、経営層にあります。
ここへのアプローチ手段を持たないので、ベンダー経由を追求するのです
が、無かったものを売ることへの抵抗感が強く、時間がかかりそうです。

小さな組織で活動が原則ですから、営業には制約があるのですが、最終需
要への告知、アプローチは可能です。
現状では、インターネット、電子媒体への偏りがあったので、今回は相対
アナログ的に、DMを使います。

DMは1兆円市場といわれ、末端配送で2700億円の規模があります。
個別には、1000通送って7万円程度です。
多様な手段で、需要を喚起します。
10月は、ないものを作った後のマネタイズに注力です。

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▼プロフィール:インスクエアメルマガ編集委員、営業支援担当、起業塾塾長
・氏名:藤田 幹夫(ふじた・みきお)64歳
・出身:香川県丸亀市
・出身高校/大学:香川県立丸亀高校/京都大学理学部
・役職:PDBマーケティング 代表取締役
 知恵と工夫で、コンテンツアグリゲーションを追求します。
・mail:fujita@p-db-m.com
・経歴:1974年 株式会社日本ビジネスコンサルタント 入社
    1987年 兼(財)データベース白書編集委員2008年廃刊まで
    2009年 PDBマーケティング株式会社代表就任(現在に至る)
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