『昭和陸海軍の失敗と企業経営･人材育成論』 インスクエア ビジネスニュース Vol.207
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■━━━━━━━━━━━━━━━━━━━[vol.207] 2013/02/26━━━━■
‥‥◇◆ 目次 ◆◇‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥
01:本日のコラム…『昭和陸海軍の失敗と企業経営･人材育成論』
／ 重村 達郎（ひまわり総合法律事務所･弁護士）
02:イベントのご案内
【フーデックスジャパン2013出展のお知らせ】３月５日から開催
03: インスクエアＷオープンのお知らせ
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【12月1日】インスクエア上野 オープン！！【キャンペーン実施】
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01 ┃ 本日のコラム － 『昭和陸海軍の失敗と企業経営･人材育成論』
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┃ ／重村 達郎（ひまわり総合法律事務所･弁護士）
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インスクエアメルマガ編集委員藤田です。
横浜育ち―横浜翠嵐高校出身、関西在住弁護士重村達郎さんに、今日から投稿
いただくこととなりました。
私、藤田と学部は異なりますが、大学同期です。
横浜市役所での役人生活の後、３０歳を過ぎてから大学に入り直し、司法試験
の勉強。司法修習生の時は刑事訴訟法に規定のない検察庁での取調修習を拒否
(当時の同期生５００人中、３人のみ)し、弁護士になってからは、大阪で、法
律を盾に権利を阻害される事が多い人の側に立った弁護活動を20年やってき
ています。
予防接種禍、欠陥住宅被害など社会的にインパクトがある訴訟を経験していま
す。中小企業の法的整理も担当しています。
法律専門家として、様々な領域でのコメントを期待します。
重村です。初めての投稿となります。よろしく。
今日は２月２６日、今から７７年前の１９３６年、大雪の東京で２・２６事件
が起きた日です。そんなわけで、たまには歴史に思いをはせてみましょう。
この日、世界恐慌の余波を受けて農村が疲弊する中で、昭和維新―天皇親政を
目指して、尉官クラスを現場指揮官とする陸軍皇道派の青年将校らが部隊を動
員し、蹶起しました。
しかし、他ならぬ天皇によって反乱軍（賊軍）とされ、戒厳令が敷かれて投降
―鎮圧されます。
以後、陸軍は後の東条ら組織重視の統制派が支配を確立し、翌３７年には盧溝
橋事件を契機に戦線を拡大して、日中全面戦争になります。
海軍でも、独の快進撃を前に、バスに乗り遅れるなとばかり、英米協調派より
枢軸派が優勢になり、国際法を重視する良識派は主流から排除されていきます。
政府は資源確保ー南進政策をとり、英米の権益と衝突して太平洋戦争に至るの
ですが、その過程では、陸海軍省や参謀本部・軍令部の中佐・大佐クラスが戦
争指導戦略なき作戦立案･遂行の実権を握り、いわば下剋上の「幕僚統帥」が横
行します。
そして、政府―軍の上層部は責任回避で、ずるずると威勢のいい主戦論に引き
ずられて泥沼に陥っていくのです（興味ある方は、たとえば中公新書『昭和陸
軍の軌跡』や文春新書『昭和陸海軍の失敗』を読んでみてください）。
どこで道を間違え、なぜ精神主義の、無謀かつ玉砕を強要するような戦争を防
げなかったのでしょうか？それは軍部だけの責任なのでしょうか？
あの時代の動きを、現代にも通じる組織や企業経営のあり方、それを支える人
材育成論として考えてみると、興味深いものがあります。
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