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TOP >> ;Archive: 04. 12月 2015

『非構造化データ』 インスクエア ビジネスニュース Vol.922

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■━━━━━━━━━━━━━━━━━━━[vol.922]2015/12/04]━━■

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01 ┃ 本日のコラム -『 非構造化データ 』
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  ┃ / 藤田 幹夫(PDBマーケティング株式会社)
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PDBマーケティング藤田です。
毎週金曜は、30万社個別HP情報の市場開拓を、準リアルタイムで記述し
ています。私の活動記録と読者の方々の起業勧誘が目的です。

今日は、ビジネスステージについてのコメントから、非構造化データへ行
き着く過程です。

ビジネスには、起業から最後の事業整理、清算までいくつかのステージが
あります。
事業運営の途中では、今の課題に忙しく、意識しないままに状況が移って
いるということが一般的かもしれません。

ただひたら、企業資金を食いつぶしながら顧客開拓に努め、固定客を獲得、
何とか資金収支が黒字に転換、更に営業強化で売上、利益が増大する。
これで一安心と思うと、競合が登場、世の中の嗜好が変化して、商品サー
ビスの更新が必要となる。

こうした過程で、世の中の需要自身の変化も大きく、そもそも需要がなく
なった商品、サービスはいくら努力しても無理です。
これについては、感動的な童話「おじいさんのランプ」(新美南吉)があり
ます。ランプから電気への転換です。

http://www.aozora.gr.jp/cards/000121/files/635_14853.html

今から見ると、本屋さんはアマゾンによって時代遅れかもしれません。

事業は、需要があってはじめて成立します。需要が無い商品は売れません。
これは事実ですが、一方で、需要は作ることができます。
今日の需要が、明日も1年後も継続するわけではなく、変化します。

アプローチの方法として、今の技術動向、利用者の意識から変化を予測し、
新たな需要を創出して先行利益を得る。
予測という不確実なリスクを回避して、世の中の動向をうまく捉えて、ニ
ーズに合致するサービスを提供する。という分岐があります。

30万社個別HP情報は、現時点で市場から求められている情報ではありま
せんが、近い将来、不可欠なインフラとなると信じて活動しています。
先行利益、世の中への変革インパクト追求です。

第一段階は商材の確立です。コンテンツ収集の仕組みを確立します。
第二段階は継続運営の確保。運営に必要なコストを継続的に回収します。
ここまでを先行需要、個別ニーズに対応して乗り切ります。
シリコンバレーで言う「バーンレイト」=燃え尽きるまでの期間を、無期
とします。

第二段階では、とにかく顧客開拓しないと燃え尽きます。
出会いがしらを含めて動くことで、どこかにある顕在需要を探します。
これを超えると、動きは変わってきます。
大きな需要創出が課題です。

ITの領域は変化が激しく、無数のベンチャー、起業家が新技術、アイデア
を基にして日夜努力しています。努力量、投下時間、資金力が優劣を決め
ることは無く、独創性、創意工夫にタイミングと運です。
運をつかむためには、世の中の動向変化を的確に捉えることが必須です。

私は、ビジネスコンテンツ市場を、ひたすら追いかけています。
今、事業継続が何とかできる状況から、次のステージを狙います。
当初、新興ベンチャーとの連携を追求しましたが、自社サービスに忙しく、
世の中の変化への対応は困難と判断しました。
ほんとに残念です。世の中を変えるものでないということなので。

コンテンツ市場開拓をテーマとして、マイクロソフト、IBM、オラクルへ
のアプローチです。
まず、17ヶ月以内に500万円/月の売上の確保が目標です。
ここを超えると市場が確立し、他社も参入して100倍、1000倍の市場とな
るはずです。ベンチャーの手を離れます。

大手へのコンタクトはハードルが高く、時間もかかります。
個別に対応します。
マイクロソフトは人的なつながりが生きていました。
IBM、オラクルは展示会、セミナーから相手の関心事との接点を探します。

IBMはクラウドサービスBluemixです。
SugarCRM、ノーツマイグレーション、新世代メールVerseもコンタクトし
た結果、対象とならないと判断です。
12月2日開催された、大手流通ネットワールドセミナーテーマもBluemix
です。

IBMの現状認識として「膨大に生成されるデータの80%以上は非構造化デ
ータ」ということを起点としています。著名なコンサルへの委託調査結果
だと思いますが、非構造化データ活用は現実的には技術的な制約があり、
コンテンツ利用へつながります。世の中の変化を待ちます。

Bluemixはアマゾンと価格競争することはできないので、機能で差別化し
ます。IBMはAIと言わないのですが、一般名称としては人工知能Watoson
との連携APIも公開です。
私は、先週からハンズオンテキストと格闘中ですが、IBMの変革への本気
度を感じます。
Java scriptで何でもできそうです。テキスト購入しました。

いくつかのAPI事例、提案を具体化していきます。
非構造化データは今後のキーワードとなりそうです。
解説は別途行います。

今日はセールスフォース展示会あまり期待してないのですが、動向把握は
怠りません。来週はオラクルです。

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▼プロフィール:インスクエアメルマガ編集委員、営業支援担当、起業塾塾長
・氏名:藤田 幹夫(ふじた・みきお)64歳
・出身:香川県丸亀市
・出身高校/大学:香川県立丸亀高校/京都大学理学部
・役職:PDBマーケティング 代表取締役
 知恵と工夫で、コンテンツアグリゲーションを追求します。
・mail:fujita@p-db-m.com
・経歴:1974年 株式会社日本ビジネスコンサルタント 入社
    1987年 兼(財)データベース白書編集委員2008年廃刊まで
    2009年 PDBマーケティング株式会社代表就任(現在に至る)
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