『台湾を活用した中国進出という視点』第三回 インスクエア ビジネスニュース Vol.51
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■━━━━━━━━━━━━━━━━━━━[vol.51] 2012/07/05 ━━━━■
‥‥◇◆ 目次 ◆◇‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥
01:本日のコラム…『台湾を活用した中国進出という視点』第三回
/進藤 晶泰 (香港貿易発展局)
02:その他のお知らせ
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01 ┃ 本日のコラム -『台湾を活用した中国進出という視点』第三回
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┃ /進藤 晶泰 (香港貿易発展局)
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皆さんこんにちは、香港貿易発展局の進藤です。第三回コラム発信します。
一昨日に家内の実家がある台湾から帰ってまいりました。「香港の進藤」が「台湾」について語る理由はここにあったのです!
さて今日は、中国を知るうえで重要な、中国市場の変化と日本企業について近年の流れをおさらいします。
2001年1月1日の世界貿易機構(WTO)への正式加盟により中国の国際化、改革開放路線が決定的となり、アジア通貨危機以降急速に減退した日本企業の中国進出は反転、増加に転じ始めました。
2003年には胡錦濤が国家主席に就任、政権がいわゆる第4世代(①毛沢東②鄧小平③江沢民)に引き継がれました。
1978年からの「改革・開放」政策は、中国に高度経済成長という“光”を呼び込んだ一方、経済発展が沿岸部と内陸部の経済格差、環境問題等新たな社会問題という“陰”をもたらしました。
胡錦濤はこうした経済成長を維持しながらも社会問題の克服を課題として、経済格差の拡大に対して「和諧(わかい)社会(調和化された社会)」を提唱し、「科学的発展観(持続可能でバランスのとれた発展)」を政策目標とし、2006年からの第11次経済5カ年計画では量的な経済拡大だけではなく環境などとも調和した質的な経済発展を目標に掲げました。
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