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TOP >> ;Archive: 23. 4月 2013

『法と倫理、当不当と違法、法規制とガイドラインについて』 インスクエア ビジネスニュース Vol.246

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■━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━[vol.246] 2013/04/23━━━■
‥‥◇◆ 目次 ◆◇‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥
01:本日のコラム…『法と倫理、当不当と違法、法規制とガイドラインについて』
/ 重村達郎(弁護士)

02:イベントのご案内
 【日本初】
ハラル市場年鑑・ハラル基礎講座開講 記念シンポジューム開催のご案内

03: インスクエアWオープンのお知らせ
  【11月1日】インスクエア横浜関内 オープン!!【キャンペーン実施】
  【12月1日】インスクエア上野 オープン!!【キャンペーン実施】

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01 ┃ 本日のコラム -
  ┃『法と倫理、当不当と違法、法規制とガイドラインについて』
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  ┃ /重村達郎(弁護士)
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 安倍首相は、先頃、日本経済再生にむけた取組みの柱として、健康・医療分
野の成長戦略を発表し、その中で、再生医療や創薬に関する規制緩和にむけ薬
事法改正案を提出する方針であることを明らかにしました。

  私も、創薬に向けた認可の促進やそのための人材育成に関わる一般社団法人
の監事、及び、再生医療などに伴う生命倫理の問題をめぐり、阪大の大学院で
毎年、バイオ・エシックスの講義や民間及び自治体病院における倫理委員会の外
部委員を務めたりして、生命倫理問題にも足を突っ込んでいます。

 また、最近は、血液検査だけで出来る新出生前診断(NIPT)の実施指針
が出され、「障害者―命の選別につながるのではないか」として、生命倫理の問
題が身近な問題として新聞やテレビなどでも大きく報道されています。
 
 そこで、今回は、法と倫理、当不当と違法との違い、法規制とガイドライン
などをめぐって、法的な観点から書いてみたいと思います。
 
 倫理というのは、たとえば、「人のものを盗むなかれ」とか、「人を殺すなか
れ」、「故なく姦淫してはならない」といったように、ある意味で人が他者と社
会の中で共に暮らしていく上での基本的なルールというか、その共同体に伝統
的に存在する規範です。
 
 これに対し、法は、これら自然法的な規範を一応基礎にしつつ、それを守ら
なければ刑罰とか民事上の損害賠償というような制裁(サンクション)、法的効
果を伴うものに共同幻想として高めたもの、ということができます。
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