『新しい金融の8年』 インスクエア ビジネスニュース Vol.389
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■━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━[vol.389] 2013/10/29━━━■
‥‥◇◆ 目次 ◆◇‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥
01:本日のコラム…『 新しい金融の8年 』
/ 藤田 幹夫(PDBマーケティング株式会社)
02:イベントのご案内
人気の首都圏物産展参加のご案内
03: その他お知らせ
1 インスクエアの最新情報
・サポーターに実演販売プロモーター登場
・インスクエア上野 交流会
2 インスクエア上野、横浜関内オープン
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01 ┃ 本日のコラム - 『 新しい金融の8年 』
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┃ / 藤田 幹夫(PDBマーケティング株式会社)
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PDBマーケティング藤田です。
10月は火曜が5回あるので、今週は今日と金曜の2回私が担当します。
今日は、日本で新しい金融商品の定着に8年かかったというテーマです。
新しいビジネスプラン、思い付き、アイデア、先進国モデルの導入と起業のき
っかけはいろいろあります。
しかし、どんなに素晴らしい企画であっても世の中に受け入れられて、定着す
るには、一定の時間経過が必要だったという実例です。
ABL(アセットベースレンディング)、在庫担保融資という言葉が最近新聞に出
てきます。
従来、(現在も)金融機関は融資に際して、直接事業と関係がない不動産を担
保として要求してきました。一般的に法人所有ではなく、代表者、関係者の資
産提供も当然のように求めます。
ABLはこうした、個人資産依存のいびつな構造を是正する、金融商品です。
事業過程で生み出される、在庫、中間商品を適切に評価することで、担保とし
て融資を行います。
個人資産を担保として確保、おだて上げて融資、うまくいかなければ担保権行
使で個人資産売却で回収する。という金融モデルは、ヴェニスの商人の金貸し
シャイロックから進歩がありません。
心臓を担保に取られたアントーニオ側が、担保の心臓はとっても、血を流して
はいけないという詭弁も大衆の支持を受けるところになります。今でも変わり
ません。
ABLは事業過程の生産物を担保としますから、事業そのものを担保としての融資
です。本来の金融が行う与信評価により近くなります。
10年ほど前から欧米で事業化され、すぐ事業資金融資の1割弱を占めたと言
われていました。
日本でもいつまでもシャイロックをやってられない、と思ったのかどうかわか
りませんが、大手金融機関からの退職・創業がありました。
その時点からいろいろな観点でのお付き合いがありました。
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