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TOP >> ;Archive: 05. 2月 2016

『新技術を使いこなすまで』 インスクエア ビジネスニュース Vol.958

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■━━━━━━━━━━━━━━━━━━━[vol.958]2016/02/05]━━■

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01 ┃ 本日のコラム -『 新技術を使いこなすまで 』
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  ┃ / 藤田 幹夫(PDBマーケティング株式会社)
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PDBマーケティング藤田です。
毎週金曜は、30万社個別HP情報の市場開拓を、準リアルタイムで記述し
ています。
今日のテーマは、いま時間をかけて習熟しようとしている、IBMのクラウ
ドサービスBluemixへのチャレンです。

IT環境というよりも、すでに産業インフラとして認知がなされたクラウド
サービスは、以下のように分類されています。
すべて、インターネットを介しての提供です。
BluemixはPaaSに位置します。

・IaaS(アイアース:Infrastructure as a Service)
 ハードウェア、ディスク、通信環境などITのインフラ環境を提供。
 アマゾンが圧倒的な低価格で席巻し、他社が追従して競争激化。
・PaaS(パース:Platform as a Service)
 アプリ開発環境、データベース管理システムなど開発、運用環境を提供。
 各社の固有ノウハウ、環境が提供される。
・SaaS(サース:Software as a Service)
 電子メール、顧客管理などソフトウェア機能の最終利用者への提供。
 Salesforceが先駆的に開拓した市場。

この延長に、Database as a Service:ダースの到来を想定しているので
すがこれは別に機会に。

以前から、IaaSとしてサクラのサーバを利用しています。
30万社HP情報の検索サービス、電話帳データベース構築などは、この
サーバで稼働しています。月額1500円程度です。安い。

問題は、複数サービス連携など事後の再編に柔軟性がないことです。
新規サービスの開発時は、個別に開発仕様を作りIT技術者へ委託します。
委託先では、独自の開発手法があります。それぞれの最適化がなされます。
そのままの運用であればまったく問題ないのですが、コンテンツの追加、
データ連携などサービス間の事後再編が必須です。

最初に全体像を作り、機能分割してサブシステムを作って組み合わせると
いう手法ではなく、まず個別機能の提供があり、適宜、サービス連携を推
進します。
開発環境が異なったままでの再編は容易ではありません。

PaaS=Bluemixへの期待です。
Bluemixが提供する開発環境で、APIを中心とした個別サービスを統合し
ます。データベースマネジメント、運用管理、API仕様の標準化、セキュ
リティ対策などが提供されています。

世界中にある膨大な顧客納入ハードウェア、運用環境資産がどこまでクラ
ウドに移るのか不明ですが、IBMは転換を目指しています。
そのプラットホームとしてBluemixです。

私が進めようとするのは、小さなサービスですが、とても魅力的です。
まずは30日間の体験利用、ハンズオンセミナー、講習会参加でした。
新しい技術を使いこなすには、習熟が必須です。

私の主たる開発業務体験は、科学技術計算言語と言われたFortranを使っ
て、プログラムコード媒体はパンチカードです。

以降は、設計製造の分離ということで、開発環境変化には直接触れていま
せん。PC普及で、マクロ、スクリプト言語を自己流で使う程度です。
今の主流、Java,JS,PHPなどでの開発経験がありません。
主流ということは、みんな使っているということです。自分もできるはず。

30日の試行後、スタートアップ支援プログラムにエントリーして、1年
間の無償利用枠を確保。自由な時間を投入して習熟に努めています。
自分で直接やることについては、いろいろな意見があります。
そんなことやってないで、もっと大切なことがあるだろう。

かつて、Excelのシート関数を使うことで収益シミュレーション、提案見
積時間が大きく短縮し、複数案の提示など、仕事の範囲が広がった体験も
あります。
この時は、個人的な設備投資としてマッキントッシュ、プリンタ、ソフト
など100万円、当時のボーナスすべてをつぎ込みました。

環境が変化し、設備投資はゼロですが、習熟のために時間投入です。
今風の開発環境への知識が欠如のままですから、常につまずきます。
「コマンドライン」てなに?からです。
チュートリアルを使ってとにかく慣れる。体験しようとしています。

新技術の常で、提供されるサービスも頻繁に変化しています。
6か月前のチュートリアルはそのままでは動きません。
進んでは停滞の繰り返しです。
サポートセンタの回答も決して迅速ではない。

データベースへのデータ投入、SQLの検索サンプルアプリの操作という段
階までやっと到達です。
自分で自由にサービス再編ができることを目指して、努力を継続です。

この先には、IBMの人工知能Watosonとの連携もあります。
新技術を使いこなして、ビジネスコンテンツ市場開拓です。

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▼プロフィール:インスクエアメルマガ編集委員、営業支援担当、起業塾長
・氏名:藤田 幹夫(ふじた・みきお)64歳
・出身:香川県丸亀市
・出身高校/大学:香川県立丸亀高校/京都大学理学部
・役職:PDBマーケティング 代表取締役
 知恵と工夫で、コンテンツアグリゲーションを追求します。
・mail:fujita@p-db-m.com
・経歴:1974年 株式会社日本ビジネスコンサルタント 入社
    1987年 兼(財)データベース白書編集委員2008年廃刊まで
    2009年 PDBマーケティング株式会社代表就任(現在に至る)
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