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『「事業を売ることが出来る」という意味【前編】』 インスクエア ビジネスニュース Vol.1097

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■━━━━━━[vol.1097] 2016/09/05━■

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01本日のコラム -

「事業を売ることが出来る」という意味【前編】

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大竹 啓裕 (アットオフィス社長)
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大竹です。
お仕事中お邪魔します。

先日、日本合理化協会主催による
「ストックビジネスのつくり方セミナー」
で講演してきました。

時々セミナー講師をしていますが、
自分を振り返れる点ではとてもいいと思います。
アウトプットは自分の整理が出来るし
アンケートを見ての気づきから、自分の
チューニングにもなります。

今回はストックビジネスの基礎をもっと
やって欲しいという意見が多く、考え
させられました。

ということで、基礎の中でも重要な定義のひとつ
を解説します。

ストックビジネスで最も重要な定義のひとつ
それが。

「事業を売ることが出来る」です。

どんなにストックビジネスに見えてもここを
クリアして行く方に向かっているのか

それとも

儲かっているんだからそんなの関係ないと
いうことで改善せずにいるのかでは、数年後
の違いに驚愕すると思います。

現に私がそうだったからです。

「あなたは私の事業をいくらで買ってくれますか」

ぜひこの質問を投資家にして欲しい。

その答えを聞いて
「やはりそうか」とため息をつくのか、

はたまた「本当ですか」と小躍りするか、いったい
どっちでしょう。

これは、ぜひ実際にやってもらいたい、いわばストック
ビジネスを理解するもっとも大事なワークに思えます。

「事業を売る」ということを考えた時に初めて見えるもの

最近でこそM&Aの認識が広がってきましたが、
日本では事業を手放すというとネガティブなイ
メージしか湧いてきません。

でも冷静に考えればあのソフトバンクの孫正義氏で
さえも、沢山の事業を買う一方で、沢山の事業を手放
しています。そこには一貫したポリシーがあると思う
のです。

孫正義氏のように考えようということではなく、
今ここで私が言いたいのは、「事業を売る」という
ことを考えた時に初めて事業という物の価値に
気がつくということです。

誤解の無いように言いますが、実際に売ることを
おすすめしているのではありません。
社員の価値云々などと言っているのでもなく、
その事業が投資家にとって投資に値するかという
通信簿を付けると考えたならいいと思います。

自分がここまで汗して作って来た事業の通信簿です。
投資をされるということ初めて資産として認められるのです。

投資家は、いったいなにを見ているのか

正直にいうと、このワークを初めてやった時に
私は衝撃を受けました。

当時はまだ事業規模も小さいというものの従業員
は50人近くいて、少ないながらも利益も出ていました。

私の投資のメンターは投資家としての成功を上げれ
ばキリがないくらいの事業投資案件と実績のある
エンジョイ先生です。

そのエンジョイ先生に先の質問をしみました。
すると返って来た答えが

「大竹さんの会社にはまったく興味がわかない。
投資に値しない。」でした。

そのときは、
なんてひどい人なんだと思いました。

つまり年間数億の売上もあり事業は成り立っていても
投資対象としては1円の価値もないという意味です。

「銀行借入も少ないし、私の給与もしっかり取れていて、
利益も出ているんですよ」と私がいうと、

「大竹さんね、それはわかるけど、投資家の心理がわかっ
ていないね」と返されました。

さてその後どうなったか?

この話にはまだ先がありますので、それはまたの機会に
にしますが、

この時に頭をハンマーで叩かれたようなショックを受けて
ここから全てをストックビジネスにしようと動き出したんです。

まさにここがストックビジネスの教科書が生まれる
原点だったわけです。

まあ、今だから笑って言えますが、
おかげさまで、その結果がいまにつながったので
エンジョイ先生には感謝しています。

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http://otaketakahiro.com/archives/seminar

ぜひチェックしてください。

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▼プロフィール:
インスクエア メルマガ編集長
・氏名:大竹 啓裕
・出身:福島県
役職:株式会社アットオフィス 社長 
会社ブログ:http://ao-ceo.jugem.jp
㈱ストック総研 会長 
大竹アンドパートナーズ税理士事務所
シニアコンサルタント
インスクエアサポーター(ビジネスモデル担当)
非営利一般社団法人ハラル・ジャパン協会
副理事長

著書:ストックビジネスの教科書(ポプラ社)
著書公式HP:http://otaketakahiro.com/book 
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