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TOP >> ;Archive: 09. 10月 2015

『どこでも銀聯決済を』 インスクエア ビジネスニュース Vol.885

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■━━━━━━━━━━━━━━━━━━━[vol.885] 2015/10/09━━■

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01 ┃ 本日のコラム -『 どこでも銀聯決済を 』
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  ┃ / 藤田 幹夫(PDBマーケティング株式会社)
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PDBマーケティング藤田です。
毎週金曜は、30万社個別HP情報の市場開拓を、準リアルタイムで記述してい
ます。私は、定型業務はないので、日々活動テーマが変化します。

今週は、ソフト開発ツール「マジック」(旧DBマジック)のプライベートセ
ミナー展示会がありました。
30年継続しているソフトです。協賛会社ではBtrieveのエージテックもい
ます。これも20年前に使ったことがあります。

長く続いていることから、安定感の訴求が関係者、ソフトベンダーからもあ
りました。大切なことです。
ツール適用事例として、今の注目市場はECであり、店舗は差別化のために
システム投資を強化する。120億の市場が生まれる。
確かに、1人月いくらのビジネスからの脱却です。

少し視野を拡大します。そこが=開発が、ほんとに狙うべき市場か?
ソフトの開発者の一部は、ほんとにソフト開発が好きです。
ゲーム、基本ソフト、業務アプリケーション、いいソフトウェアは必要です。
いっぽうで、ビジネスモデルは確実に変化します。

ECソフト開発120億円市場の前提が、EC取引額12.8兆円です。
12.8兆から比較すると120億は小さい。
120億が支える12.8兆ですから、自分の領域を限定せずに拡大するともっと
広い市場があります。

8月から、世界最大の発行枚数=50億枚を誇る中国銀聯カードのEC決済店舗
獲得の支援をやっています。
インバウンド、特に中国からの購買シェアの顕著な伸びは共通理解です。
すでに店舗では40万店舗で銀聯カード使用可。さらにセブンイレブン18000
店舗が近く加わるようです。

実店舗需要に便乗して、EC決済店舗獲得を狙ったのですが、意外と進みません。

店舗導入は、当然ですが高級店、大規模店舗から進行です。既存POSとの連
動など仕掛けも大掛かりですが、投資負担力があります。
国内代理店は、三井住友VISAカード販売店与信も厳格です。
38万店舗まで6年です。

ECはほとんど入っていません。ブルーオーシャン?
ある大手のECから関心を示され、最初の事例構築として一気にと期待したの
ですが、ソフト開発が障害です。

独自のAPI(接続仕様)を開示するのですが、開発者にとって初めてのケースです。
特に大手ベンダーへの委託の場合は、時間とコストがかかります。

個別サイトへの紹介も並行して行ってきているのですが、他と違うことが障
害になります。決済の組込みは制約がある開発ツールということもあります。

発想を転換します。
店頭を含めた、銀聯決済市場参入です。
原理的に銀聯決済は、購入者与信不要です。銀行口座残高を決済時点で抑え
ます。クレジットカードとは別物です。

三井住友では、与信が出ない小規模店舗への導入を考えます。
POSレジとの連携などは考えません。
現金を受け取る代わりのカード番号、暗証コード入力です。
タブレット/スマホを専用機で配布する。

クレジット会社の与信が取れない店舗は従来、決済代行会社に依頼です。
安くない手数料と、入金までの時間があります。
カードでもいいのだけど現金でお願いします。いけないのだけど、カードの
場合は金額が変わる。といった経験もあると思います。

すべての店舗で銀聯決済。
手数料5%、決済金額を翌日振込。これがサービスのポイントになると想定です。

翌日振込みは、20年前ヨドバシカメラが実践していました。
仕入代金は手形で3ヵ月後、入金は現金で即時回収、という店舗経営常識へ
の挑戦でした。現在は不明です。

実現方式は今から具体化することになるのですが、どこかに組み込んでもら
う。使ってもらう。は現実のニーズがあっても時間がかかります。
すぐ使えるサービスを提供し、一気に普及を狙います。

中国からの訪日人口は増加し、東京、京都以外に、地方都市へも拡大です。
鳥取、島根、佐賀などへの船便も増加です。
タブレットとテンキーで銀聯の即時決済。
ID発行で即時利用可能。

成りすまし、暗証番号取得などいくつかのリスクもあります。
動かしながら問題を迅速に解決していく。
このコンセプトで企画をブラッシュアップします。
日本ハラル協会などへの紹介ができるレベルを目指します。

ここまでが、今日10月9日までの検討でした。
経過は継続して、本メルマガに記載します。
何かの提案、アイデアも大歓迎です。

今週はマイクロソフトとのミーティング設定ができました。11月初旬になり
ます。

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▼プロフィール:インスクエアメルマガ編集委員、営業支援担当、起業塾塾

・氏名:藤田 幹夫(ふじた・みきお)64歳
・出身:香川県丸亀市
・出身高校/大学:香川県立丸亀高校/京都大学理学部
・役職:PDBマーケティング 代表取締役
 知恵と工夫で、コンテンツアグリゲーションを追求します。
・mail:fujita@p-db-m.com
・経歴:1974年 株式会社日本ビジネスコンサルタント 入社
    1987年 兼(財)データベース白書編集委員2008年廃刊まで
    2009年 PDBマーケティング株式会社代表就任(現在に至る)
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