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TOP >> ;Archive: 14. 2月 2014

『ビジネスモデルをめぐる対極的な事例報道』 インスクエア ビジネスニュース Vol.468

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■━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━[vol.468] 2014/02/14━━━■
‥‥◇◆ 目次 ◆◇‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥

01:本日のコラム…『 ビジネスモデルをめぐる対極的な事例報道 』
/ 重村達郎(弁護士)

02: その他お知らせ
1 インスクエアの最新情報
   ・サポーターに実演販売プロモーター登場
   ・インスクエア上野、横浜関内のご案内

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01 ┃ 本日のコラム -
  ┃    『 ビジネスモデルをめぐる対極的な事例報道 』
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  ┃ / 重村達郎(弁護士)
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メルマガ編集委員藤田です。
通常金曜は私の担当ですが、今日は重村氏からの投稿がありますので、こちら
を紹介します。今日も首都圏は雪になりました。
週末気をつけてお過ごしください。
以下重村氏からの投稿です。

 先日、村上龍と小池栄子がコメンテーターになって成功したビジネスモデル
を創業者とともに紹介するカンブリア宮殿という名のテレビ番組で、出来たて
の柔らかいままのパンを3年間品質保証の缶詰にして売り出している栃木県塩
原町にある家族ぐるみ経営の中小企業のパン工場のことが紹介されていました。

 その社長さんは、阪神大震災の時に被災地に届けたパンが、被災者らが食べ
ないうちにかびが生えて食べられなくなってしまった事を聞いた苦い経験から、
缶詰のパンと言えば普通は味気のないカンパンしか思い浮かばない中で,出来
たてのおいしいパンのまま保存のきく缶詰にして届けられないかと考え(発想
の転換)、
 
試行錯誤の上、商品として開発し、特許を取った上(先端技術性)、企業や家庭
での災害備蓄用(「救缶鳥」のネーミング)にとどまらず、アジア諸国を含む被
災地への無償供与や一人暮らしのお年寄りへの宅配を含め販路を開拓し(フッ
トワークの良い営業)、商売として軌道に乗せています。  
 
 加えて、一定期間が過ぎたら古い缶詰を回収するのと引き替えに割引価格で
新しい缶詰のパンを届けるシステムを生み出すことによって無駄な在庫をなく
し、被災者や救貧者支援にも役立てる、缶詰の缶は食器としても使え、かつ切
り口で口を傷つけないように工夫するなど、ビジネスと社会貢献とが無理なく
両立―好循環しているのです。
 
 こういう起業精神を見ると、従業員がたかだか数十名の企業でも発想と努力、
工夫次第では世界に十分貢献できるのだな、といい話でうれしくなります。
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