『戦後７０年の年頭にあたって』 インスクエア ビジネスニュース Vol.692
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■━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━[vol.692] 2015/01/06━━■
‥‥◇◆ 目次 ◆◇‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥
01:本日のコラム…『 戦後７０年の年頭にあたって 』
／ 重村達郎（弁護士）
02:その他
1.イベント報告：【会社を潰さない「ｽﾄｯｸﾋﾞｼﾞﾈｽ」を作る方法】
2.セミナー案内：【サイボウズkintoneでリードナーチャリング】今週金曜
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01 ┃ 本日のコラム －
┃『 戦後７０年の年頭にあたって 』
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┃ ／ 重村達郎（弁護士）
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皆さん、明けましておめでとうございます。年初は５日から出勤で、暮れの
２７日（土）から９連休という方も多かったのではないでしょうか？
私は、例年、元旦は近くのコンビニか駅のスタンドに主要新聞を買いに行き
ます。情報量が多い割に普段と同じ価格でお得感があり、かつ、各紙の報道・
編集スタンスが、社説を始め、紙面に反映されていて興味深いからです。夜は
ウイーン・フイルのラデツキー行進曲を聴かないと新年の気がしない程です。
今年は戦後７０年の節目の年、団塊の世代はおおかた退職して年金生活に入
っており、低成長、少子高齢化と格差社会が進行する中で、世界の動向も見据
えながら、新たな社会の枠組みをどう築いていくのかが問われています。
しかし、各紙面からは、全般に、時代への危機感が後景に追いやられている
ように感じました。それがいい意味での歴史と人生に対する楽観主義から来て
いて、自民一強体制の中でマスメデイアが緊張感や批判精神を失いつつあるこ
との反映でなければいいのですが。３・１１などなかったかのようです。
ネットの世界では、紅白歌合戦中のライブ中継においてあえてヒトラーを真
似たチョビ髭姿で登場し、平和を願う歌を熱唱したサザンの桑田佳祐に賛辞が
集まっています。同じ紅白でも東京五輪音頭でワッショイの世界と対極です。
戦後７０年の歳月は、日本の新たな飛躍のために敗戦とそこから生まれた戦
後民主主義をなきものにしようとするいわゆる歴史修正主義勢力と、敗戦から
貴重な経験をくみ取り、平和と人権の大切さを紡いでいこうとする勢力とのせ
めぎ合いの地点に到達しているように思います。後者は全般に年寄りです。
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